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平成16年度決算特別委員会(第2日目) 本文 2005-09-14
平成16年度決算特別委員会(第2日目) 名簿 2005-09-14

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  1. あきる野市議会 2005-09-14
    平成16年度決算特別委員会(第2日目) 本文 2005-09-14


    取得元: あきる野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    1:  9月14日(水曜日)                   午前9時29分  開議 ◯委員長(石井 仁君) おはようございます。昨日に引き続いて大変御苦労さまでます。  実は、昨日6時半まで時間がかかってしまったんですけれども、私もちょっと感じたことは、決算審査でいろいろな意見を言っていただくのは結構でございますけれども、できるだけ簡潔にまとめて伝えると、あるいは答えるということで、ぜひ議事進行に御協力いただくことをまずお願い申し上げておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  なお、南雲チズ子さんから遅刻の届け出がありましたので報告いたします。  ただいまの出席委員は21人であります。定足数に達しておりますので、直ちに会議を開きます。  第6款農林水産業費158ページから第9款消防費198ページまで行います。市倉環境経済部長小山田都市整備部長及び木内総務部長並びに各関係部長から主な事業の成果の説明を簡潔にお願いいたします。環境経済部長。 2: ◯環境経済部長(市倉公夫君) それでは、第6款農林水産業費のうち環境経済部の農林課の主な事業について御説明いたします。  決算書は160ページから171ページ、事務報告書につきましては、164ページから173ページになっております。  まず、農政関係事業のうちの農地情報管理システム整備事業についてであります。これは、あきる野市の農地と農家に関する基礎的な情報で構成された農地基本台帳を整備することで、農業構造政策の推進などのための農業委員会などの体制強化のためと、農政事務的確かつ迅速に処理するための基礎資料として国の農業委員会交付金などを活用して整備いたしました。  次に、農業会館の1階のトイレを利用者の年齢層が高齢化していることから、その利便性を考慮して便器を和式から洋式にかえるとともにウォシュレットに改修いたしました。  次に、秋川ファーマーズセンターにかかわる事業であります。  平成15年4月に増改築オープンし、以後、売り上げは伸び続けており、平成16年度は総売上も5億円を上回りました。また、レジを通過したお客も年間で33万7213人となっております。そのような中、軽食コーナーを農協から観光協会の運営に移管し、バーベキューハウスの老朽化箇所を修繕するなど施設整備を行い、農産物直売施設の集客力強化のため、周辺販売施設環境の改善を図るとともに、活力ある農業経営育成事業で東秋留地区の4農家に端境期対策として野菜の促成、抑制栽培施設鉄骨ガラスハウス1棟、パイプハウス8棟、イージーハウス15棟を導入いたしました。  次に、有害鳥獣捕獲にかかる事業であります。最近は、猿やイノシシ、ハクビシン、カラス、ヒヨドリなどによる農作物被害に加えて特定外来生物のアライグマやガビチョウなどが出没し、新たな農作物被害がふえております。このため、猟友会による捕獲委託を増額し、対応いたしました。平成16年度は、イノシシ19頭、ハクビシン38頭、アライグマ3頭などを捕獲し、大変効果を上げました。  次に、林務関係事業についてであります。前年に引き続き各事業を実施いたしました。  まず、森林再生事業につきましては、手入れが行き届かず荒廃が進んでいる杉、ヒノキの人工林について、木材生産や地球環境保全、土砂災害防止、水源涵養などの森林の働きを回復するため42.75ヘクタールにおいて間伐を実施いたしました。  次に、森林整備地域活動支援事業についてであります。森林施策を効果的に、森林の価値と機能を高めるための活動として森林の現況調査などの作業を539.59ヘクタールの範囲で実施いたしました。  次に、林道の開設、改良にかかわる事業についてであります。  林業生産基盤強化のため、宝沢林道の開設工事、伝名沢林道の改良工事、路面復旧工事を実施いたしました。  なお、宝沢林道の開設工事につきましては、幅員3.6メートル、延長140メートルを施工いたしました。  続きまして、商工観光課の事業について御説明いたします。決算書は170ページから177ページ、事務報告書につきましては、176ページから183ページであります。
     まず、商工振興経費は、商工会に対する事業補助金や中小企業振興資金融資や小企業等経営改善資金の利子補給金を支給しております。  また、商店街振興事業につきましては、商店街の活性化などを図ることを目的に五日市商和会ほか合計で8商店会と秋川商店会連合会が実施した商店会のイベントの事業に対しまして補助金を支給し、商店街の活性化に寄与いたしました。  そして、産業祭につきましては、2日間で延べ8万9000人、夏まつりにつきましては8万5500人の人出でにぎわいました。  次に、五日市広場でございますが、あきる野市商工会が実施しておりますヨルイチ事業や平成17年2月から毎月5日に五日市商和会が実施しております古物市などに利用されており、商店街の振興と地域産業の発展を図り、市民の交流の場となっております。  次に、消費者啓発にかかわる事業でありますが、毎週木曜日に、本庁舎市民相談室において消費者相談を実施し、267件の相談を受けました。  次に、市民ローンでございますが、教育資金や冠婚葬祭資金として5件の融資を行いました。  続きまして、商工施設管理運営経費でございますが、31箇所の観光用トイレなどの清掃委託料や土地借上料などでございます。  次に、観光宣伝経費でございますが、春秋の観光ポスターの印刷や大多摩観光連盟への負担金などでございます。  次に、あきる野映画祭につきましては、延べ6日間で7,612人の来場者がございました。  次に、観光総務一般経費東京ムツゴロウ動物王国開設対策委員会報酬は、東京ムツゴロウ動物王国開設に伴うエキノコックス問題につきまして2回開催し、平成16年7月1日に東京ムツゴロウ動物王国開設対策委員会最終報告により、移送された動物などの安全が確認されたため、7月5日に安全宣言を行いました。  次に、ふるさと工房五日市管理運営経費は、職員8名、パート・アルバイトなどの人件費相当分でございます。  次に、あるきたくなる街あきる野整備事業経費でございますが、十里木・長岳周辺を観光の拠点として整備し、地域の活性化を大きな目的として地域一体となった振興活性化策を展開していくための検討会議の報酬や各工事設計委託料などでございます。  次に、観光情報PR事業経費につきましてであります。観光事業情報モニターとして委嘱した市民9人から地域の観光の情報をタイムリーに提供していただいております。  最後に、緊急地域雇用創出特別事業につきましてでありますが、農業、林業、環境、観光、教育関係など10事業を行い、延べ3,217人の雇用創出ができました。以上でございます。 3: ◯都市整備部長(小山田良徳君) それでは、都市整備部の平成16年度の主な事業について御説明申し上げます。  最初に、農林水産業費の中の農地費、初雁地区農地改良事業に要する経費、これは164ページでございますが、道路位置確定等測量委託料につきましては、平成14年、15年度に盛り土工事を実施した際に築造した道路、水路の位置の確定測量を実施したものであります。当地区の土地利用につきましては、現在、地権者の会の設立に向けて土地所有者の代表により準備が進められておりますので、市といたしましては、都市計画マスタープランに沿って、圏央道の整備効果を生かしたまちづくりを誘導してまいりたいと考えております。  次に、地籍調査費、同じく164ページでございます。平成16年度の地籍調査事業は、上代継、下代継、渕上、引田、三内及び高尾地区の一部につきまして、一筆調査、測量、登記を実施いたしました。これにより平成16年度末で全体計画面積約7,154ヘクタールのうち約22%に当たる1,582ヘクタールの登記が完了いたしました。今後も計画的に事業を進めていく予定であります。  次に、土木費について御説明いたします。お手元の決算書では176ページから195ページになっております。  最初に土木費、176ページでございますが、この費用につきましては、市道を管理していく上での経費であり、事務的な費用が主であります。  次に、道路橋梁費、180ページから185ページでございますが、この費用は、市道の応急補修を行ったり、道路維持費や市道381、383号線などの改良工事、また町内会・自治会などから要望が多い生活道路の整備に要する費用と道路の付属物でございますカーブミラーや道路照明などの交通安全に関係する費用が含まれております。平成16年度の事業といたしましては、市道整備として5路線の改修舗装工事と12路線の用地買収を行いました。財源が厳しい中ではございますが、今後も補助金等をできる限り確保しながら対応してまいりたいと思っております。  交通安全施設の中で特に要望の多い道路照明の設置につきましては、都の補助金を充当させながら120基設置いたしました。  次に、都市計画費184ページでございますが、面的にまちづくりを進めている雨間、原小宮地区の区画整理事業に対する助成金、都市計画道路の整備に伴う費用が主なものでございます。また、交通バリアフリー法に基づきましてJR東日本により秋川駅ホームにエレベーターが2基設置されましたが、工事費の3分の1を補助金として交付を行いました。  最後に、住宅費、192ページでございます。この費用は、市営住宅の維持管理費や建て替え等にかかわるものでございます。山田住宅建て替え工事秋留野ハイツ手すり設置工事空き家市営住宅解体工事等の費用が主なものでございます。以上でございます。 4: ◯総務部長(木内章二君) それでは、総務部関係では、第9款の消防費でございますけれども、これについて御説明申し上げます。決算書につきましては194ページから199ページでございます。事務報告書は94ページからを御参照願いたいと思います。  まず、消防団運営経費につきましては、消防団の運営を支援するための経費、福利厚生のための経費などが主なものでございます。  消防団活動としましては、消防団活動のレベルの向上を目指し、上級救命講習会や班長以上の幹部研修会を実施しておるところでございます。  消防施設につきましては、毎年計画的に進めておりますが、平成16年度は2箇所の消防詰所を新築し、防災の拠点整備をしております。  また、地域防災力を高めるために、自主防災組織の育成のための助成を行っておるところでございます。以上でございます。 5: ◯委員長(石井 仁君) 説明が終わりました。  質疑がありましたらどうぞ。浦野委員。 6: ◯委員(浦野眞司君) 決算書では176ページ、緊急地域雇用創出特別事業ですけれども、これに関して平成16年度は予算がいただけましたが、平成17年度はカットされたということでございます。この中で魚道の整備でございますが、引田の魚道と代継の魚道、下モ川原地区の魚道、三つの魚道を整備していただきました。おかげさまで特に平井川の下モ川原地区におかれましては貴重なカジカの繁殖地域になっておりますので、今後とも地域の魚道整備を市の予算でしていただけるかどうか、ちょっとお願いしたい。要望というか、答えがありましたらひとつお願いします。 7: ◯環境経済部長(市倉公夫君) それでは、御答弁申し上げます。  今、委員からは予算がつかないかというお話ではございますけれども、これは御案内のように、緊急雇用ということで平成16年度で切れております。平成17年度は確かに予算は載っておりませんけれども、必要なところは単費で確かに載せてあります。  この魚道につきましては、いずれにしろ東京都の方の管理となっておりますので、東京都西多摩建設事務所、その辺とちょっと打ち合わせをして、そこら辺の魚道整備等を含めて清掃できないかどうか、その辺を確認したりして前向きにちょっと検討していきたいというふうなことで思っております。以上です。 8: ◯委員(浦野眞司君) ありがとうございます。ぜひとも現地をよく視察していただいて、ひとつ予算をつけていただけるよう要望しておきます。よろしくお願いします。 9: ◯委員長(石井 仁君) ほかに。野村委員。 10: ◯委員(野村正夫君) 私の方からは、175ページ、176ページの観光費でありますが、この中で、例えば、十里木・長岳周辺地域整備用地買収費だとか立木の補償費というのがあるんですが、これもちょっと聞きたい部分ですが、時間が長くなりますし、委員長に最初から指摘をされましたので、一つだけお聞きたいと思います。  あるきたくなる街あきる野整備事業経費として2億6000万円、私は、これで3回目ぐらいになると思いますけれども、営利目的の温浴施設、温泉ですね。これは採算に疑問視があるということと、それから、このことで、このことがすべてではありませんけれども、このことで、いつも出ております流域の一体的連携、これが阻害される心配がある。これで私は、この部分については反対だということを言ってきたわけであります。  しかし、市民から付託された市長の決断ですし、あの地域は何といっても自然を生かして観光拠点としての地域の活性化を考えなければいけないということは十分に承知しております。この部分については、私は大賛成であります。  そして、この決算を今審議しているわけでありますけれども、これはこの部分だけではなくて、他の重要な決算と一括審議でありますから、この決算は私は認定したいというふうに思っているわけでありますが、この拠点構想整備について一つだけ聞いておきたいのは、一般質問でも聞きましたけれども、まだ役員構成も定款もできていないと。それから、第三セクターとの契約の内容もまだできていないということでありました。これは大変奇異な話でありまして、一般企業、一般社会常識だと全然通じませんね。要するに、「会社を漠然とつくりたいんだけれども、お金を出していただけませんか」ということですから、これはもう一般社会常識は全く通じないわけでありますけれども、あきる野市はそれが特色で今までやってきたような気が私はするんです。  そこで、市民の税金を25億円近くも使ってやるんですから、このくらいは考えているだろうと思うこと一つだけ。この投資金額をそのまま投資で掛け捨てになるのか、あるいは第三セクターとよその自治体みたいに契約の内容の中に、例えば家賃だとか、商業ベースって言うんですか、これは温泉とバンガロー、ハイカラな言葉でコテージって言うんですか。それから、ふるさと工房五日市も今度入るって聞いていますけれども、こういう商業ベースの部分については家賃収入みたいなのを考えているんですか、第三セクターとの契約の中身で。それをお聞きしたいんです。どうですか。 11: ◯企画財政部長(渡辺 孝君) 御答弁申し上げます。  これからの経営でございますが、第三セクターがやるということで、また指定管理者制度で行っていくということでございます。そういう中で契約も協定も結んでいくということでございます。  収益等については、まずは起債があります。償還等については優先的にそこの収益から返していただくというような形にはなります。家賃等につきましては、今後、詰めていくということでございます。 12: ◯委員(野村正夫君) まだはっきりしないんだけれども、そういうばかな話はないんですよ、質問しているんですから。きちっと、もう今の時期ですから、少なくともこの部分についてはこういう方向でいきますよというきちっと答えが出ないとおかしいんですよ。  だって、19万何千人入れば3100万円だか黒字が出るとこういうことを発表しているわけですから。当然「黒字」、もうかりますよということから出発しているわけですから、その中から当然家賃収入、まあ家賃収入って簡単に言っちゃいますけれども、25億円も投資をするわけですから、橋をつくったり、あるいは道路を整備したり、あるいは地域の要望が出ているはずですよね、20項目ぐらい。これは当然、地域の人たちはけなげに御要望されているわけですから、これは一生懸命やってあげなければいけないと思うんです。そういう部分は別として、ふるさと工房五日市、今4500万円だかの出資金が出ていますね。そういう部分も含めて、これは営業ですから。商業ベースで企業を興そうとしているわけですから、ですから、そこで計算上は19万何千人入れば3000万円利益が出るって言っているわけですから、必要経費は省いて年間、例えば、1500万円とか2000万円とか、これはそういう契約、契約の項目は別としましても、そういったことで投資したお金は逆流って言うんですか、「そういうことはきちっと考えています」というふうな返事がなければおかしい。市長、どうですか。市長が最高の責任者ですから。 13: ◯市長(田中雅夫君) ただいまの野村委員の御意見です。当然そういう結果でございます。  全部で収益が1億3600万円で、かかりが1億500万円、そうすると差し引き3100万円残るとこういうことで取り組んでいるわけでございます。  したがって、これから経営に当たっては、あくまでも今まで発表してきたこの結果を目標に努力していかなければいけないとこういうふうに考えております。やはり独立採算といいますか、それなりの損益はきちっと出していきたいとこういうふうに考えております。以上です。 14: ◯委員(野村正夫君) それでわかります。そういうことを市長が言明されたので、これは私たちも市民に説明することができるわけであります。結果は別としましても。  そういうことで、今きちっと決意をお聞きしましたので、わかりました。 15: ◯委員長(石井 仁君) ほかに。下田委員。 16: ◯委員(下田孝雄君) 今の温泉の話がありましたが、非常に小さい話なんですが、決算書187ページの秋川駅のエレベーターのことであります。  秋川駅にもエスカレーターそれからエレベーターがついて、非常に社会的に足が悪い人、体力の弱い人、非常に喜ばれているところでありますが、一つだけ市民要望でありますので、これは都市整備部長でいいんでしょうか。  エレベーター北口のところに、今の状況だと車いすが非常に使いにくいという状況。駅前広場からエレベーターに乗るために車いすを使う人は鎖を外してエレベーターに乗るという状況になっています。ところが、下に常時駅員さんがいるわけではありませんので、その鍵を開けてもらうのに結局改札口までだれかが行かなければならないという状況なので、あの辺の設置した目的というか、管理の状況というか、その辺の駅側との説明は何かコミュニケーションは取れているんでしょうか。せっかくエレベーターに乗れるように通路をつけてあるんだけれども、鍵があるために使いづらいという声がありますが、いかがでしょうか。 17: ◯都市計画課長(矢崎 信君) お答えいたします。  北口のエレベーターの関係でございますが、JRと詰めてきたわけなんですけれども、いずれにしても、呼んでもらえれば駅員さんが出てくるということで市の方はそういう対応ということで認識していますので。私、まだそこまで呼んでということではございませんけれども、そういうことで協定を決めているということでございます。以上です。 18: ◯委員(下田孝雄君) 健康な人だと常識では考えられないですよ。車いすで行って、2階へ駅員を呼んでくるというのは、どうやってやるんですか。 19: ◯都市計画課長(矢崎 信君) 呼び鈴か何かでやるということを聞いてございますので、それを押してもらえれば駅員さんが下りてきてくれるということです。  いずれにしても、秋川駅の北口につきましては、変則的なエレベーターの場所でございますので、最初からエレベーターの設置で考えておけばよかったわけなんですけれども、何年か経ってここで設置しましたのでそういう結果もあろうかと思います。以上です。 20: ◯委員(下田孝雄君) そういうことで、とにかく、呼び鈴も駅側から言わせると、いたずらの呼び鈴を鳴らされるということもありますけれども、何か方法を考えるように駅側と交渉していただきたいということでお願いをしておきます。  それから、前々から、エスカレーターのできた時点から、下りホームの屋根がないので、例えば、雨降りなんかに、もう何回か言っておりますけれども、エスカレーターを待っている時間にずぶぬれになってしまうということで、エレベーターをつけた後に屋根の改修をという返答をいただいているように聞いておりますけれども、具体的に何か聞いておりましたら教えていただけませんか。 21: ◯都市整備部長(小山田良徳君) 御答弁申し上げます。  最初に、エレベーターの使い勝手の件でございますが、エレベーターの設置に際して鍵の問題まで議論すればよかったんでしょうけれども、そもそも施錠しました部分を開けて通行していただくというのは、確か、紙が張ってございまして、施錠してございます。それはもう前からの流れがございましたので、そういうことでエレベーターのときに改善はできなかったわけなんですけれども、JRともよく協議をしてみまして、何か改善の方法があるのかどうかよく検討をさせていただきたいというふうに思います。  それから、屋根の件でございますが、実は、エレベーターの設置に際しまして予算をお願いしまして可決をしていただいたわけなんですが、その事業費が夜間工事ということで大分高かったわけでございます。それを昼間行うということで、かなり安くなりまして、そこに何がしかの差額が実は出まして、そういうものをもって屋根もできないかというような協議をさせていただいたんですが、やはりJRさん、すぐに事業費、そういうものが算出できないというふうなことがございまして、延び延びになってしまっております。  なかなか私どもは早めに手当てをさせていただきたいというような気持ちもあったんですが、いまだに事業費的なものは示されてございませんので、財政も大変厳しいんでございますけれども、その辺も今後協議をさせていただきたいというように考えております。以上です。 22: ◯委員(下田孝雄君) ぜひ継続的に交渉していただきたいと思います。多分、エスカレーターエレベーター、屋根というのは、一連の秋川駅の要望というか、もう3年だか5年ぐらいになると思うんですけれども、せっかく使い勝手のいいようにできたので、市民要望というのは、一つできれば二つ目、二つ目ができれば三つ目という要望はありますけれども、いずれにしても、せっかくできた施設が有効に利用できるようにお願いしたいと思っております。以上です。 23: ◯委員(澤井敏和君) それでは、お伺いします。お金と執行という部分ですべての事業に関連してくるんですが、まず、農林水産費から土木費までの部分で、各流用科目がございますが、この流用科目の日付がわかるかどうかをまずお聞きしたい。わからなければ、わからないで結構でございますので。  ページから言いますと、159、161、163、167、181、185、193という形で流用科目がありますが、流用日というのはわかりますでしょうか。 24: ◯財政課長(山下一夫君) それでは、流用の日についてお答えいたします。  まず、159ページ、これが3月30日です。続きまして、161ページ、上の方が3月30日、下が12月20日です。163ページ、上が6月16日、下が12月20日、167ページ、上が6月16日でございます。その下の予備費が4月1日です。181ページ、1月7日です。185ページ、ここも1月7日です。193ページ、これは7月12日、下が7月12日。以上でございます。 25: ◯委員(澤井敏和君) なぜこのようなことを聞いたかということでございますが、この決算書を見させていただいた中で、総務費からずっとあるんですが、ここが特に流用し、またさらに予備費から流用、そして今度は自分の科目からほかの科目へ流用していると。款・項・目・節ができていますので、節流用というのは結構頻繁に各市町村団体で行われるのですが、目流用というのは余り数が少ない。  何でこういう形を言うかというと、議会で承認をしているときにはこういう費目、こういうところでこういう執行については予算は認めますよという形で実際に予算を認めていると思います、議会としては。それが目の中で流用できるというのは、全然違った費目に行ってしまう、それは議会として承認を得るというのはこの決算書だけになるんですね。本来、これだけ違う科目へいきますよという形になりますと、議会は全然通らないで行ってしまう。  なぜそういうことを言うかというと、極端な言い方をすれば、費目を決めておいて、そこに1000万円載っけておくと。だけども、こっちにも事業を載せておいて、いや、こっちはもともとやるんだから、悪く言えば、こっちへこうどんと議会の承認なく事業をしてしまうという部分が出てくるのではないかなと思います。  実際にこの決算書を見ると、71ページから給食費の279ページまでで、予備費流用は12件、これはやむを得ないと思いますが、目流用として10件、倍ですから20件の、要するに、出て入る。科目によっては自分の科目から相手の科目へ1回違う科目へ入れて、そして今度金がなくなったからなのか、余ったのか、また逆にもらうとか、そういう非常に議会のチェックがしずらい部分を行っているという形が見受けられます。これは、どうしてここまで費目流用を、行ったり来たり、行ったり来たりしなければいけないのか、その辺御説明を願いたいと思います。 26: ◯財政課長(山下一夫君) それでは、お答えします。  款項は議決科目でございますけれども、目と節、これは執行科目ということで、私ども市長の裁断ということでやっております。  目から目への流用が多いということですけれども、あきる野市は今、事業別予算ということで行っておりますので、別に目から目ではなくて、事業から事業ということで、事業の中の細節で、例えば、19負担金・補助金ありますね。その中でもいろいろ細節、目的別に区分して流用を行っていますので、結果としては目から目なんですけれども、事業から事業へということでございます。  別に議会の方をないがしろにということではございません。以上です。 27: ◯委員(澤井敏和君) そうですね、これを見たときに、一つの事業で何回も出したり入れたりしているんですね。今後は、こういう非常に市民にわかりづらい、そして備考欄の部分でも事業別に分けているのもいいんですが、例えば、一般的に13の委託料であれば、委託料をトータルしないと委託料のお金が出ないんですね。市民がこれ見たときに非常にわかりづらいですね。  そういう部分、もちろん流用もそうですし、費目の分け方も、例えば、11需要費がある、そうすると需用費をトータルしないと、大きな頭の節の金額にトータルでいかないという、そういう市民にわかりづらい、私自身も市民の目線で物を考えていきたいという立場で御質問していますので、今後、こういう形の中で決算のまとめについても、事業別でまとめるのは事業別でまとめても結構だと思うんですが、その部分と、逆に市民から非常にわかりやすい、要するに、シンプルという部分でこのような決算書もまとめることが必要かなと思うんですが、この辺のお考え、それから、流用については、できましたら、なるべくこういう目流用ではなく、事業別の流用ではなくて、きちっと予算を確保し、そしてそれを執行して決算で報告するというような形を強く要望するとともに御答弁をお願いしたいと思います。 28: ◯財政課長(山下一夫君) それでは、お答えします。  今の需用費の関係とか役務費、これについてはトータルがわからないということでございますけれども、決算書を見ていただければ、節の区分のところでトータル数字が出ていますので、それは市民の方は確認できると思います。  今のこの事業別のやり方ですと、あとは決算書の書き方だと思います。事業別の名称が入っていませんし、節しか入っていないんです。その点を改めれば、どこからどこへ行くということはわかると思いますので、その点は改善する余地はあるかなと思っております。  それともう1点、目節については市長の裁量ということでやっておりますので、流用があったときに、例えば、1万円流用するんだと。それについて議会の方を招集して補正予算を組むということもちょっといかがなものと思っております。以上でございます。 29: ◯委員(澤井敏和君) 議会を招集してくれということではなくて、適切な配分がきちっとされていれば、そうすればそれほどの流用が、戻ってきたり、また流用したりという形がなくなるのではないかなと思います。  先ほど、備考欄のトータルでわかりますよという形、単純に、例えば、ここで言いますと、177ページの目の5番の緊急地域雇用創出特別事業費でいきますと、例えば、備考欄の13委託料がありますが、これを全部足さないと、この左側の2966万6882円という数字にはならないんですね。ですから、市民が見たときに非常にわかりづらい。この13を全部足さなければこの数字にならない。ですから、13委託料というのがあれば、その下にずらずらっと書いて、それで委託料は幾らです。ああ、これがこうなのかと。市民の目線、これは行政の目線で見てみやすいという形じゃないかなと思います。  だから、そういうふうな形で物を、市民が見たときにわかりやすい方法について御検討をお願いしたいということです。 30: ◯企画財政部長(渡辺 孝君) 御答弁申し上げます。  流用につきましては、むやみにやっているわけではございませんで、緊急性また必要性の中で流用を行っているということでございます。先ほども財政課長が申し上げましたように、流用につきましては、款項は議決事項ということでございますので、その点は御承知おき願いたいと思います。  各市で予算書また決算書、それぞれ工夫を凝らして市民にわかりやすいような形でやっていると思うんですが、うちの市は事業別に計上しております。ですから、どういう事業をやったという中で、この方法の方がわかりやすいのかなという感じ、需用費で1本、委託料で1本になるよりも、事業別で、こういう事業にはこういう委託料が使われている、こういう事業にはこういう委託料が使われているというふうな形で、細かく分けてあるというふうに私どもは理解しております。こういう形の方が市民の方にはわかりやすいのかなというふうに思っておるわけであります。 31: ◯委員(澤井敏和君) これは見解の相違があるかもしれませんけれども、私もよく市民の皆様にこういうものをお見せして、また意見等を伺っていきたいなと思いますが、流用については、なるべく節流用、目流用が発生しないような予算計上を今後していただくような、特に企画財政の方の御努力を期待をして私の質問は終わりたいと思います。 32: ◯委員(小林 充君) 174ページ、175ページの、まず最初に商工関係なんですけれども、あきる野映画祭についてなんですけれども、先ほど御説明の中で延べ7,612人の参加者がいたということなんですけれども、これは年々ふえているのでしょうか。 33: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  平成16年度の7,612人というのは、一番今まで多い人数でございました。ことしは、若干それより下回っております。以上でございます。 34: ◯委員(小林 充君) ことしも式典の方には出席させていただきました。毎年楽しみにしているんですけれども、この商工観光としてほかにもあきる野市では、例えば、「自然人レース」ですとか、私もつい最近まで知らなかったんですけれども、全国的にも有名な「日本山岳耐久レース」とか、すごい大きなイベントをやっているんですけれども、あとは「夏まつり」ですとか「産業祭」ですとか、ことしは特に、例えば、夏まつりなんかですと、福生の七夕とバッティングしていまして、何か人が少なかったように感じます。実際、例えば、夏まつりなんかですと前日準備をして、当日の午後イベントをして、次の日また1日かけて片づけをするわけですから、すごくもったいない気がしてなりません。  実際、「ヨルイチ」もこの前行きましたけれども、やはり日数的にもうちょっと長くやってくれれば商店の活性化にもつながるのではないかなというふうに思います。どれかイベントを削って、どれか核となるものに置くということではなくて、こういった特に夏の間、期間行われるものとかを同じようなイベントなのでくっつけたり、昼間は夏祭りとか、夜はヨルイチとかというものを、日数をなるべく少し長くしてやることとか、今後工夫を凝らすということはできるものなのでしょうか。  ちょっと市民の方からも要望があって、何かあきる野市って小さなイベントが多くて、核となるイベントがないんじゃないかという意見がありましたので、その辺はいかがでしょうか。 35: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  いろいろなイベントにつきましては、市が直接というよりも実行委員会ですとか、運営委員会組織で行っておりまして、それがどのような形で統一できるかということになると思うんですが、その辺も踏まえて、今後検討はしたいと思いますが、なかなか歴史や伝統がそれぞれありますし、非常に難しいことなのかなとは思います。以上でございます。
    36: ◯委員(小林 充君) ありがとうございます。実行委員会制ということなんですけれども、結局は市が主導権を握ってやっているわけですよね。その中でいろんな歴史、文化のあるのでそういった壁はあると思うんですけれども、やはりそれを行政がとりまとめをしていただいて、各地区いろんな自治会の意見もあると思うんですけれども、最終的には地域の商店街の活性化を考えてのことですから、そういった部分を考えていかないと、この地域、前回私も一般質問で循環型社会、地産地消の質問をさせていただきましたけれども、生き残りをかけてと言ったら大げさなのかもしれないですけれども、これから先、日の出町にもイオンができますし、今後温浴施設もできると、もう少し市が主体となって活性化の道を開いていかないと、地域の商店街の方々も行くべき道を見失ってしまうのではないかなというふうに思いますので、ぜひ実行委員会制を敷いているのはわかるんですけれども、その中でぜひ市が核となっていろいろと活動していただければと思います。  もう一つ、質問なんですけれども、171ページなんですけれども、森林整備地域活動支援事業交付金というのがあるんですけれども、これ、詳細を見ますと、森林の価値と機能を高めるための準備活動に対しての交付金ということなんですけれども、これは実際どういったものに使われているんでしょうか、ちょっとお伺いしたいと思います。 37: ◯農林課長(平野恒夫君) お答えいたします。  これは要綱にも定められているところなんですが、森林の現況調査と申しまして、これは一つが4項目あるんですが、森林の現況調査は施業の実施区域、作業方法等を決定するに当たり必要となる林木の育成状況や雑草木の繁茂状況等の調査、こういったものです。  2番目に、施業実施区域の明確化作業ということで所有界の確認とか施業実施区域界の刈り払い、簡易杭、ペンキ等による表示とかそういったものを施業実施区域の明確化作業ということでやります。  3項目めは、歩道の整備等ということで、これは作業道、歩道の刈り払いとか補修、そういったものです。  4番目に、その他としまして森林の現況調査とか施行実施区域の明確化作業の結果の取りまとめ、そういうことがこの中のやる項目になっております。以上でございます。 38: ◯委員(小林 充君) 現況調査とかそういった部分になると余り名目、詳細上見てもよくわからないので、これが人工代なのか、それとも工事のもろもろにかかるものなのかというのはちょっとわからなかったので質問させていただきました。  これ、あきる野市も間伐補助を出していますけれども、間伐した木というのは、実際どの辺に使われているのでしょうか、あきる野市の市内では。 39: ◯農林課長(平野恒夫君) お答えいたします。  間伐した木のほとんどは、玉切りとか、そのまま倒しているとか。ほとんど玉切りで、一定の場所に置くとかそういうことが多いかと思いますが、間伐材が全部そのまま使われているということはありませんで、使われているのはごく一部とそういうふうに思っております。 40: ◯委員(小林 充君) ありがとうございます。ごく一部ということだったんですけれども、そこからまた引き出すのにお金がかかると、また人件費もかかるんだと思うんですけれども、そういった部分の間伐材をより一層今後も活用するのが、このあきる野市をアピールする一つの手段だと思いますので、その辺の考えを課の方でもいろいろと考えていただければと思います。以上です。 41: ◯委員長(石井 仁君) ほかに。山根委員。 42: ◯委員(山根トミ江君) それでは、175ページです。あるきたくなる街あきる野整備事業、この件の数字が出てきまして委託料、かなり12箇所ありますか。計算しますと相当な金額なんです、私がざっと計算しまして。各委託先、12箇所あるのかな。委託先はどのようなところか教えていただきたいんですけれども。 43: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  それでは、175ページの順を追って申し上げますので、13温浴施設・ニューケビン村整備事業推進計画策定委託から申し上げますと、最初が株式会社都市環境計画研究所、千代田区にある会社でございます。  次が、株式会社佐藤総合計画、墨田区にある会社でございます。  次の、観光ルート陸橋整備工事設計委託料が株式会社協和コンサルタント、これは渋谷区にある会社でございます。  次が、観光ルート陸橋整備地質調査委託料でございますが、株式会社セントラルソイル、立川市にある会社でございます。  次が、森林修景事業整備工事設計委託料、これが株式会社都市計画研究所、中央区にある会社でございます。  次が、観光ルート連絡道路用地分筆測量委託料でございますが、株式会社マサル設計、あきる野市にある会社でございます。  次が、観光ルートつり橋アプローチ等整備工事詳細設計委託料、株式会社都市計画研究所、これは中央区にある会社でございます。  次が、立木調査委託料、東京都森林組合、日の出町でございます。  次が、温浴施設等汚水管整備実施設計委託料、株式会社日栄測量設計、あきる野市にある会社でございます。  次が、乙津橋下水道管添架設計委託料、株式会社協和コンサルタント、渋谷区にある会社でございます。  次が、観光ルート連絡道路築造工事修正設計委託料、三幸測量株式会社、あきる野市にある会社でございます。  次が、温浴施設等用地測量委託料、株式会社マサル設計、あきる野市でございます。  次が、観光ルート陸橋整備測量委託料、株式会社マサル設計、あきる野市でございます。  次が、荷田子尾根道整備委託料、これは森林組合あきる野支所であきる野市でございます。  次が、十里木歩道整備用地測量委託料、株式会社マサル設計、あきる野市でございます。  次が、ケビン施設解体撤去工事、株式会社スイーピングサービス、あきる野市でございます。  次が、汚水管整備工事、これは2社ございまして、田邊造園工事土木株式会社、あきる野市、もう1社が、有限会社協友建設、あきる野市でございます。  次が、観光ルートつり橋下部工事、株式会社宮本建設、あきる野市でございます。  次が、乙津橋補強工事、川田建設株式会社、北区にある会社でございます。以上でございます。 44: ◯委員(山根トミ江君) 書き取れなかった部分がありますので、後で明細をいただければというふうに思います。よろしくお願いします。  次に、あきる野市の業者もありますけれども、千代田区とか都内の方が大分入っているようです。  次に、立木補償費950万9000円あるんですけれども、これはどういうことなかという内容を教えていただきたいんですけれども。 45: ◯用地担当主幹(北寒寺秋夫君) 御答弁申し上げます。  立木補償なんですが、これは一つは、長岳側の土地を買っております。その上に杉、ヒノキ等があります。荷田子の尾根にやはり杉、ヒノキがあります。これの買取補償の内容でございます。以上です。 46: ◯委員(山根トミ江君) もう一つお聞きしたいんです。用地買収費、立木補償の上にある17番です。1231万8000円、これの内訳。面積とか、どれぐらいの単価なのかということです。 47: ◯用地担当主幹(北寒寺秋夫君) 御答弁申し上げます。  用地の買収の内訳なんですが、これは事務報告にも出ておりますが、事務報告の182ページです。その(3)番なんですが、森林修景事業に伴う用地買収ということで、これは長岳側です。これが5,986.52平米であります。買収金額につきましては、561万3605円です。このうち整備工事に伴う用地買収というのは、これは十里木側のところです。つり橋なんかがありますけれども、そこの面積なんですが、881.56平米。金額にしまして1057万4230円です。以上です。 48: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  ただいま用地担当主幹が申し上げた事務報告の買収費の中には、用地買収に伴って立木補償も含まれておりまして、用地買収費の総額と合わない形となっておりますが、上の森林修景事業に伴う用地買収3件の実際の用地買収としましては191万6543円、立木補償が369万7062円。下が、用地買収費が1040万2408円、立木補償が17万1822円でございます。 49: ◯委員長(石井 仁君) 1時間経過しましたので、ここで暫時休憩をいたします。  再開は10時50分、よろしくお願いします。                             午前10時34分  休憩          ────────── ◇ ──────────                             午前10時51分  再開 50: ◯委員長(石井 仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  松原委員。 51: ◯委員(松原敏雄君) おはようございます。先ほどの小林委員と重複するところがあるんですが、175ページ、自然人レース、報告書の180ページ。先ほどの御答弁で、主体的には実行委員の方ですとおっしゃいましたが、補助金、ここで100万円出しているわけなんですが、市のかかわり方は補助金を出しているだけなんでしょうか。ここに市後援事業となっています。企画運営にまでかかわっているのでしょうか。基本的なところをもう少し具体的に教えてもらいたいんですが。 52: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  自然人レースの企画運営については、実行委員会が主体でやっていただいておりまして、商工観光課としては、当日お手伝いをさせていただいております。以上でございます。 53: ◯委員(松原敏雄君) そうしますと、川の中を疾走するというような自然人レースという秋川の中を疾走した形でイベントをしているわけですけれども、多分に危険性と言いましょうか、石がごろごろしていたり、岩にぶつかったり、骨折あるいはけが、そういう危険性が高いとは思うんです。その辺のところで、安全性確保あるいは保険を掛けているとか、危機管理、その辺の意識は役所としてはどうお考えになっているんでしょう。保険を掛けているとか、具体的に言いますと。 54: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  保険については、当然加入しておりまして、当日もヘルメットを着用して、十分その辺はけがのないように配慮してやっております。 55: ◯委員(松原敏雄君) ありがとうございます。そうだと思っていましたが。  昨年でしょうか、自然人レース、テレビでちょっと紹介されたということがありました。集客力、まだ535人ということで、そう多くないんですが、これからこの自然人レース、とても発展しそうな気がするです。あきる野市を都市部に認識していただくためにも、一つのものになって、多分に興味ある企画だと思うんです。やり方次第では、先ほど小林委員が言ったように、あきる野市の観光事業の一つの目玉に、青梅マラソンとまで言いませんけれども、そういう可能性を秘めた、面白いというとまた御幣があるんですが、興味ある企画だと私は思うんです。  今の場所から、変な話ですが、これにマラソン組み合わせて、将来的にですよ、マラソン組み合わせて温浴施設まで走らせて、そこをゴールにして寄っていただくとか、いろんなことも考えられると思うんです。また、参加賞には地場のお土産をつけるとか、発展性があると私は考えておりますので、市としてもうちょっと積極的にかかわっていただきたいなという意見を申し述べて終わります。お願いします。 56: ◯委員(野村正夫君) 決算書の171ページ、商工振興費、事務報告書は何ページだか忘れてしまいましたが、商工事業補助金が3300万円出ていますね、ここで。金額が多いものですから、ちょっと事務報告書を見たら、これには目的とか内容が説明されていないんですね。これは当然、補助金等の交付規則ということで報告が義務付けられておりますから、市の方には何らかの形で報告が来ていると思うんですが、これどんなふうに使われているのか、教えてもらえますか、3300万円。 57: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  商工会に対する補助金でございまして、商工業の健全な育成と振興を図るため、商工会運営及び各種事業に対して補助しているものでございます。  具体的に申しますと、3300万円のうちの商工会の職員の人件費に2162万7000円でございます。事業費に780万7000円でございます。あと商工会館の維持管理費として356万6000円でございます。以上です。 58: ◯委員(野村正夫君) これ、なぜ聞いたかといいますと、大変大きい金額なんですよ。毎年3000万円ぐらい出ていますから、これは慣例的になっているから、それはそれでいいとしますけれども、この中から事業費も出ているわけですね。これは後で窓口に聞きに行きますけれども、一つは、「道の駅」というのが今度構想がありますね。一般質問でもやりましたけれども。昨年は、私は詳しいネーミング、名前というのはわからないんですけれども、「道の駅の検討委員会」なんていうのが去年からできているはずなんですね。名前はちょっと定かではありませんけれども。  昨年、マイクロバスで1泊2日で紀伊長島道の駅へ行っているはずなんです、25人ぐらいが。あそこは海っぺりで熊野古道の近くだと思うんですが、海っぺりですから、紀伊長島マンボウ道の駅とかそういう名前がついているはずなんですが、あそこの特産物というのは、魚を真空パックにするという技術が確かに有名なんですが、全くロケーションから、イメージからいって違うんですね、あそこは。あきる野につくろうとしている場所と。ただ、産業振興という視察研修でしたら私はいいと思うんですけれども、「道の駅」として行っているんですね。  それから、さらに今月のはずなんだけれども、2泊3日で九州に行くということになっているはずなんです。市の職員も2人名前が、そのメンバーかどうかわかりませんけれども。1人行けば1泊5万円ぐらいかかるんじゃないですか。2泊3日ということになりますと。これは「道の駅」ということで行くわけですから、なぜ関東地方に121箇所も類似自治体といいましょうか、地域にあるのに、なぜ九州まで行くのか。理由はあるんでしょうけれども、私はそういうことで市民の方からいろいろ聞かれますので、「ちょっとおかしいんじゃないの」というふうに誤解をされる。中身がしっかりしていればいいですけれども、これ「道の駅」ということで行くわけですから。その辺のところが、こういうところからお金がもし出て行くとすれば、これは市は商工会というのは財政支援団体でありますから、当然詳しく報告を求めるべきであると、あるいは監査をするべきであるというふうに私は思っているんです。  商業振興ですから、決して予算に反対するものではありません。ただ余りにもそれが自由になってしまうと、私はその「道の駅」の地元ですから言っているんです。「道の駅」も反対じゃないんです。うまくいくようにするためには、最初が肝心ですよということを一般質問でも言ったはずなんです。そのときには、既にもうこの通知は出ているはずなんです。そのときに一言もこのことは言わなかった。そういうことだからいけないということを言っているんだ、私は。これ、どうなの。これ、知ってるかどうか。それから、職員はこれに参加するのかどうなのか。 59: ◯環境経済部長(市倉公夫君) 御答弁申し上げます。  この3300万円につきましては、今課長の方から答弁したとおりでございますけれども、当然、最終的には実績報告というのをいただいております。  「道の駅」の関係でございますけれども、これは東京都の商業振興のための調査研究ということで400万円という形で総事業費、それを使いまして「道の駅」の調査に行くというのを私どもは承知しております。  それで、「道の駅」の調査研究につきましては、当然こちらからも100万円という補助金が出ています。3300万円のうち100万円が補助金として出ております。失礼いたしました、17です。この3300万円につきましては、当然、先ほど申し上げましたように実績報告は出ております。今申し上げましたのは平成17年度の話でございますけれども、私どもの方には話は当然来ております。以上です。 60: ◯委員(野村正夫君) そういういきさつはわかるんだけれども、なぜ紀伊長島なのか、九州なのか、ここなんですよ。これがきちっと説明できれば、私はそれでいいと思う。  ということは、私の近くにできるわけですから。これは個人的に言っているわけではありません。やはりああいうところは南の表玄関口ですから、いい施設ができた方がいいよということは私は思っています。だけど、いつも最初に引っかかるとおかしなことになっちゃうんです。ですから、紀伊長島だとか九州というのに行くのに、検討委員会のメンバーに皆さん入っているはずなんですよね、2人だか。だから、そのプロセスというか、どういうことで何が調査したくて、研究したくてここへ行くのかというそこです。 61: ◯環境経済部長(市倉公夫君) 御答弁申し上げます。  紀伊長島につきましては、当然、海の方のものですからうちの方の山間部とは当然地形等も違って、言うように確かにちょっと違和感があるかと思います。  ただ、こちらも、例えば、あきる野市につきましても、姉妹都市として大島そういうところと提携を結んだりしておりますけれども、そのような考え方で海のもの、それから山のもの、そういうものと交流を深めたらどうかというふうなことで紀伊長島に行ったという経緯があるようでございます。  また、今回の平成17年度につきましては、ここでイオン対策というのがございまして、そちらの方の関係もございまして、鹿児島の方にイオンが最初にできて、そのような関係でちょうどいいところがあるというようなことで、そちらを兼ねて行くというようなことも話を聞いております。以上です。 62: ◯委員(野村正夫君) これは行政が決めたわけじゃなくて検討委員会が決めているわけですから、それ以上踏み込みませんが、やはり行政職員も2人がその委員の中に入っているということです。それから、もう一つは、商工会は市の財政支援団体になっているということです。だから、これだけ補助金を出しているとこういうことなんです。そして今の説明だと、大変厳しいというか、苦しいと思います。  視察に行くことは大いに結構なことだと思うんです。ただ、今の説明だと、ここにいろいろありますけれども、「道の駅」、国土交通省が発表している道の駅の構想、理念、それから、基本的な精神、これは要するに、「道の駅」、それから連帯して地域産業の振興というのがありますよね。この部分をやるわけですから、ですから、そこにはちょっと今の話では無理があるなと言っているわけであります。  最後に確認しておきますけれども、この視察には市の職員は行くんですか。出席するんですか。 63: ◯環境経済部長(市倉公夫君) 御答弁申し上げます。  先ほどの御答弁の中で、言い足りなかったことがございますので、ちょっと申し上げますと、昨年の視察につきましては、市の予算というのはそちらの方には「道の駅」という形では入っておりません。あくまでも商工振興のということで、「道の駅」ということではございませんでした。  それから、今回の視察につきましては、当然委員会の中でワーキンググループということで数名が入っております。私と企画財政部長というのが名前が入っております。依頼は来ておりますけれども、まだ、行くとか行かないとか、まだそれまでは決めてございません。以上です。 64: ◯委員(野村正夫君) 検討委員会と別働隊というんでしょうか、ワーキンググループがあるということのようですね。まだ、呼びかけがないから、行くか行かないかわからないとこういうふうな御答弁なんですが、いいですが、ただ、私は地元にいるだけに、結局呼びかけられた一般市民の委員も、ちょっと誤解を招くといけないからって断っている人もいるんですよ。ですから、私は心配で今そういう質問、投げかけをしたんです。  ですから、この「道の駅」、国土交通省としても今悩んでいるようですね。八王子、青梅、瑞穂、それからあきる野市とこういうことでございますね。ですから、そこら辺のところは出鼻をくじかれないようにというか、最初が肝心ですから、きちっと慎重に対応していただきたいというふうに思って一生懸命、一生懸命やっていただきたいんですけれども、慎重にもやっていただきたいということを申し上げておきます。以上です。 65: ◯委員(清水 晃君) 2点ばかり質問させていただきます。  一つは、165ページ、事務報告も165ページですが、鳥害防止対策に関する件でございますが、平成17年度の3月予算委員会でも私質問させていただいたんですが、現状、平成17年度の当初予算とこの決算を見ますと、特に獣害防止対策に要する経費700万何がしありますが、当初予算ですと574万円ということですよね。実績の方が130万円ばかり多いと。特に加害獣進入防止対策事業補助金、平成17年度当初ですと90万円なんですが、これは225万円ということで大幅な実績、したがって、平成17年度の方が少ないんですよね、今年度の方が。そういうふうないきさつを踏まえて御答弁いただきたいと思います。 66: ◯農林課長(平野恒夫君) 御答弁いたします。  この獣害防止対策に要する経費の平成16年度当初予算のところなんですが、平成15年と比べて加害獣進入防止対策事業補助金、こちらの方が増額になっているとこういうことだと思うんですが、これにつきましては、ここの165ページの獣害防止対策の19の補助金のところにつきまして、市単独で原材料費といいますか、主に獣害の網、そういったものの経費でございまして、その部分が面積によりまして単独事業につぎ込む、つぎ込まないということがありますので、これは多少その年によって増減しますので、その増減の関係があったと。ことしより平成16年度はふえたとこういうことでございます。 67: ◯委員(清水 晃君) 私は、平成15年との対比ではなくて、今年度、130万円ばかり少ないんですよね。したがって、私やら地元の方も、少なくともこれを含めて、特に観光の拠点、そしてまた地域活性化から含めて、今後、温泉等の観光中心な地域になろうかと思います。したがって、収穫時になりまして、みんなこのようなことで食い荒らされてしまって意気を失うような、農作物が、また地域の農業をしている方たちがそういうふうながっかりするようではいけないかなということで、手厚く今後ともぜひともひとつ予算計上プラスということで、来年度に向けてまたお願いしたいというふうに考えております。  先ほどの答弁、平成15年度の対比ではちょっと違うと思うんですが、それはそれでいいです。時間的なものもございます。ぜひひとつ増額の要望ということで御理解いただきたいと思います。  そしてあとは、197ページの消火栓の関係です。消防の関係でございますが、事務報告書では97ページなんですが、現在、消火栓の格納箱が各地域を見ますと随分古いんです。したがって、特に事務報告で46件の火災が発生している。そして、安全・安心ということで防犯上はある程度整ったあきる野市になったかなと思うんですが、まだまだ市長が消防団長をやっていたとき、私も団員でしたが、その当時は消火栓の格納庫、市からもらってきて、我々は日曜日を利用して据えつけたり何かやった経過があるんですが、これは二昔ぐらい前ですが、現状もこの消火栓の格納箱が決算では29万4000円、材料費が9,000円ぐらいになっていますが、平成17年度の当初予算ですと、格納箱63万円、また材料費が1万2000円になっているんですが、この件につきまして、今、1箱どのぐらいで購入して、あるいは今現状では、市が設置するのか。現状で、私も今でも消防団といろいろとお付き合いがあって、市の方に、課長の方に要望したいんですが、持って行って、そういうもんじゃないよとか、状況が違うんだということになりますと困るので、まず、そういうことを踏まえて御答弁をいただければありがたいと思います。 68: ◯地域振興課長(中村正美君) お答えいたします。  まず、格納箱なんですけれども、消火栓のうち地上に出ている消火栓について、その隣に格納箱がついてございまして、大分古くなっている場所もございます。おおむね格納箱なんですけれども、3万5000円程度を見ておりまして、あと処分とか取り付けとか、1箇所5万円程度かかるということでございます。  予算については、古いところから直していくと、あるいは議員さん、町内会あるいは消防団員、悪くなっているというふうな情報があればそこを直していくということでございます。以上でございます。 69: ◯委員(清水 晃君) そうしますと、取り付けに1万5000円、じゃあ団員等がやるから3万5000円、ただ3万5000円ということになりますと、この決算ですと、あるいは予算額ですと、そんなに買えませんよね。ぜひ先ほど申し上げた防犯的にはある程度の市内の防犯上の状況は整ってきましたので、火災が、本当によくサイレンが鳴るんですが、今度は火災とか、こういうふうな災害を含めて、きちっとしたボックスをつくることによって意識の高揚があるのではないかと思いますので、少し増額していただいて、特に足元が腐食しているんですね、ボックスの。ちょっとこう押すとつぶれそうなこともありますから、そういうことを踏まえてぜひとも増額要求、そして火災に強い市ということでよろしくお願いしたいと思います。  以上、要望して終わります。ありがとうございました。 70: ◯委員(御手洗武君) 農業決算につきまして質問をいたします。  163ページのファーマーズセンターに要する経費ということでございます。売り上げについては、またお配りしたとおりでございまして、先ほど市倉部長の方からも報告がありました。いずれにしても売り上げは5億円になったと。レジの客数は33万7000人になったという報告でございます。
     今、野村委員の質問にもありました。ファーマーズセンターは木造なんですよ。野村委員が言っているのは「道の駅」、今のファーマーズセンターがあるところは、畑の真ん中に農産物を売る即売所がある。非常に東京都民といいましょうか、あきる野市以外の方々が来て「ほっとする」、要するに、畑の真ん中に直売所がある、緑がある、野菜がある、ほっとする。だから、今の時点では、どうも「道の駅」というのは秋川ファーマーズセンターの会員にしてみますと、「そんな交通の込む所になんか行かないよ」とこういうのが、まず本音。これだけ売り上げが伸びてきて、これだけのお客さん、30万人が来るという事実。これを考えますと、やはり今の農業者は「道の駅」のインターチェンジのそばというのは賛成をしないのではないかというふうに思います。  そこで今後、ファーマーズセンターは木造でございます。今後その辺で、耐用年数とかいろいろあります。その辺をどう考えていますか。 71: ◯農林課長(平野恒夫君) お答えいたします。  現在のファーマーズセンターは平成5年に多摩ライフ21、これの事業で建てられまして、現在までに12年ほど経過しているような状況でございますので、またこういった販売事業というのはやはり施設の行動とかそういうものにも係わり合いが深いものですから、ですから、もうそろそろ建て替えとかそういうことに関しましても検討なども始めたいとこういうふうには思っておりますが、ただ、建て替えの時期につきましては、これは補助を受けていますので、そういうところとか、あそこは大分有名な先生に、賞を受けたりしておりますので、そういった関係もありますので、建て替えの時期についてははっきりしたことは申し上げられませんが、検討したいとそういうふうには思っております。 72: ◯委員(御手洗武君) 今の建物は木造で、屋根がそっているんですよ。初めて来たお客さんが、開店したときに「宗教団体の建物だと思ったら、農産物の販売所だった」とこういう話もありました。それだけアイディアというか、斬新な設計なんですね。それはそれでいいんですが、じゃあ、そういうわけで、「道の駅」のこととファーマーズセンターの耐用年数が来る。そこへ建て替えるのか、「道の駅」なのか、そういうことを今後検討すべきだというふうに私は思います。  それともう一つ、ファーマーズセンターをつくるときに、商工会にも入っていただきたいという市は要望をしたと思うんです。入らなかった。今、商工会から委託を受けた柴田産業というのが入っているんですよ。商工会の人は一つも出していませんよ。(「観光協会」と発言する者あり)  観光協会、観光協会。だから、今の農家の方がおまんじゅうをつくったり、パンをつくったり、おやきを焼いたりして持ってきています。それは食品衛生の資格をちゃんと持ってそういう工場をつくって出してます。それが毎日かなり持ってきても必ず売れちゃう。だから、あきる野市の中だって銘菓と名の付く菓子屋さんがいるじゃないですか。そういう人は一つも入ってこないんですよ。  今度の「道の駅」で商工会がどこどこへ行くなんて言ったって、商工会、観光協会、そういうものは入っていないんだよ、今、こういう即売所に。そういうところから何かやろうとするそれを変えなきゃ。柴田産業へ入っておいてもらって、その上前をはねて商工会がもらっている、観光協会がもらっているというのがはっきりいって事実なんですよ、今。そして、5億円売っておりますが、農家の人は2億9000万円ですから、2億1000万円というものは農協の販売と観光協会のお店なんです。  その辺から、やはり「道の駅」をやるというのは、本当の地場の商工会、観光協会、そして農家、そういうものが一体性となってやろうする意欲がなければできないのではないか。視察より、その辺のまず原則が一番大事かなというふうに、私は、野村委員のお話を聞いていて大事かなというふうに思いました。  次に移ります。有害鳥の駆除で、165ページの事務報告の中にイノシシやカラスや猿やスズメとあります。被害はどのくらいあるんでしょうか、こういう獣害の被害。例えば、何平米とか、金額にしてはこのくらいだろうというのが、農林課か何か、その辺はわかりませんか。 73: ◯農林課長(平野恒夫君) お答えいたします。  ただいま平成15年度の資料でございますが、被害量にしまして2万929キログラムでございまして、被害金額は406万8000円というような、あきる野市につきましては、東京都がやります被害量調査の結果ということで把握しております。 74: ◯委員(御手洗武君) 大体平成15年は400万円ぐらいあったと。  やはりイノシシ、かなりとれているんですね。6頭、7頭なんて、かなりいるんですね。獣害の駆除で電牧っていうんでしょうか、電線を引いて電気を流す。これは猿もイノシシも有効なんですね。いつかも言いましたが、切欠、八王子のイノシシがわざわざ秋川の方にきまして被害があったと。早速、猿の余った予算といいましょうか、それをやっていただいた。3本ぐらい引いたのかな。いやあ、もうここ2年、全然被害がありません。あの被害のときには、私は行ってみたけれども、虫食いの栗すらなかった。全部イノシシが食べちゃった。これで畑はうなったような、足跡というんでしょうか、そうなっていた。それが今、全然被害がなくて、そのかわり見回りをして電線の管理をしているんですが、非常に効果的だと私は思うんです。ことしは栗が落ち過ぎて農家の人は困っているということはないけれども、大変だというようなお話も聞きました。そんな状態でございます。ぜひこれからも東京都の補助金があるようですから、そういう被害のところには、そういう一つの施策をぜひやっていただきたいというふうに思います。  それから、スズメなんですが、私は田んぼをつくっています。スズメは150羽ぐらいじゃとてもじゃないけど、1枚の田んぼに150羽ぐらい下りるんですよ。これは何とかとる方法はないかなと思っているんですが、1年間で150羽ぐらいではとてもじゃないけど何かうまい方法がありましたら、またその辺は農林課の方で考えていただきたいというふうに思います。  それから、余計なお話ですが、農業者農業振興協議会、これはスズメやイノシシではなくて人間の被害があった。これもひどい話が、あした、あさって、とうもろこしをかこうと思ったら、ある一畑と昔言葉で言うんですが、例えば、五畝なり何畝なり、一晩のうちに持って行っちゃう。がっかりしっちゃったというお話もあります。それから、昨年からそういういうことで農林課の方でステッカーをつくっていただきまして、「盗難防止のパトロール中」という黄色いステッカーを張って、今、農家が、振興会の会員が全員それを張って毎日のように動いております。そんな関係で、去年からことしにかけて余り大きな被害はない。しかし、ネギを道っぱた取られちゃったとか、何かというのはちょっとあるようですが、それは効果が非常にありました。  次に、先ほど温浴施設の話がありました。175ページでございます。  まず、一番初めの東京ムツゴロウ動物王国からいきます。あれだけ大騒ぎしました。エキノコックスがどうのこうのと、知らないくらい恐ろしいものはない。もう、あきる野市は戦々恐々しました。テレビにも出ました。今どうですか。東京ムツゴロウ動物王国のエキノコックスの被害的なお話というのはありますか。 75: ◯環境課長(多功 豊君) お答えいたします。  御指摘のように報告はございます。過去3回報告いただいております。その都度、移送に関してのエキノコックス陰性証明が添付されております。そういった意味においては安全だということが言えます。  現在、当初133、犬、猫、馬、133頭おりましたが、現在、犬、猫もふえました。それから、その他の動物ということで、ウコッケイ、猿、アイガモ、インコ、こういったものも含めまして220、頭とは言わないと思いますが、そういうことでございます。以上でございます。 76: ◯委員(御手洗武君) それこそエキノコックスが本土へ上陸して、あきる野市から蔓延するようなお話でした。そういうのは全然なかったんですね。でも、あきる野市がすぐ対応したのは有名な大学教授だとか権威者を呼んでそれに対応した、それを素早くやった。ある新聞社の記者が言っていました。「これは、あきる野市がすぐそういう権威者を呼んで対応したということがよかった。」、知らないというのは恐ろしいものですね。そういうことで、被害がなかったということでよかったです。  次に、あるきたくなる街あきる野整備事業。野村委員と私は違う、もうからない。もうからないですよ、これは。これは、市長が言う、施政方針で言っている十里木・長岳の活性化をする事業なんです。もうける事業ではないと私は思いますが、市長、その辺はどうですか。 77: ◯市長(田中雅夫君) ただいまの御手洗委員の御質問でございますが、もともとはあの地域、この十数年で3割ぐらい人口が減っておりますので、あのままおいたら、かつての小宮村、戸倉村は本当に過疎化がひどくなると。そこで、農業、林業、漁業、観光、地場産業その他を含めて活性化を図るのが目的だったんです。ですから、そういう意味からいけば、今御手洗委員が言われるように、地域おこしといいますか、そういう意味からとらえればそういうことなんですが、やはりあそこで第三セクターで一つの事業をやるからには、先ほど野村委員の御質問にもお答えしましたように、一応第三セクターで取り組むからには、それなりの計画を立てて、そして一つの収益の目標も立て、その数値目標に届くように努力もしていかなければならないとそういうことで、御手洗委員がおっしゃる面と野村委員が言われている面を両方合わせて、あの十里木・長岳地域の活性化、そしてそれには外部から大勢お客さんが来ないと、あそこの地域の住民だけでは需要なんか喚起できないと。やはり外部からの多くの来訪者があって始めて活性化が図れるわけですから、私は、その両面をとらえてこれからも十里木・長岳地域の活性化事業には取り組んでまいりたいとこういうふうに考えております。以上でございます。 78: ◯委員(御手洗武君) だから、営利を目的に温浴施設をつくるのではなくて、温浴施設をそこへつくって、十里木・長岳にお客さんが19万人来て、そこへ落とすお金、それが地元の収入にはなるかもしれませんが、自治体の収入にはなりません。  第三セクターというのは、私たちもかなり「道の駅」やいろいろ行きました。幾らか黒字になった場合は、それは一たんは市へ納めます。しかし、それはまたある次の事業として、充実する事業として、それがまた何かの事業に使っていくということですから、これはもう十里木・長岳は、営々と市へ入るお金というのはまずないと私は思います。その目的は十里木・長岳の活性化なんですから、あそこに人口がふえ、若者が住み、そして栄えていくというのが目的なんです。  今、即売を始めた。しかし、農協のある職員が言うんです。五日市のファーマーズセンターへ入っている人は、あの地域には1人もいない。1人もいない。いないんです。農業者、本当のある程度農業で収入を得ようとする人はいない。だから、多分即売をやっても、3箇所でやっていると言っていますが、その費用は売り上げはたかが知れているのではないでしょうか。  これからやっていく。これからやっていくということで、今のある程度年齢はいっていますけれども、皆元気な方が大勢います。そういう方、それから、市の職員もおいでになります。収入役がおいでになったり、乙津課長がおいでになったりします。そういう方が一緒に活性化を図っていくんですよ。即売所へ出ていたら、それこそ費用弁償なんて関係なし。即売へお手伝いに行くんですよ。収入役、その辺で即売所を見たことがありますか。 79: ◯収入役(浦野龍治君) 御答弁申し上げます。  私は、温浴施設の観光地の真っただ中におります。目の前がふるさと工房五日市でございます。今度できました即売所につきましては、その1箇所が乙津地内にありまして、私のうちから150メートルぐらいにあります。ときどき顔を出しておりますけれども、地域の方は喜んでその作業に取り組んでおります。少しでも地域の活性化になればと思っております。以上です。 80: ◯委員(御手洗武君) 乙津課長のリンゴ園も見ましたよ。立派なリンゴ園です。ぜひあれも大いにほかの人もまねをしてリンゴをつくるように。また、ユズや梅もあります。そういうものをぜひつくって、ぜひ温浴施設でこれだけ2億9000万人の予算を使う、だけどこれちょっと、先ほど山根委員が言いましたか、ちょっとわからない。温浴施設・ニューケビン村整備事業推進計画策定委託料、温浴施設・ニューケビン村整備工事実施設計委託料、字が違うと言えば違いますけれども、どうなんですか、これ。何かこういうところが違うんだって説明できますか、これ。幾つかありますよ。観光ルート陸橋整備工事設計委託料、観光ルート陸橋整備地質調査、地質と工事ですから、これは違うと言えば違いますかね。だけど、一番下の方に観光ルート陸橋整備測量委託料、どこがどう違うんでしょうかね、これ。ちょっと、業者へ委託したというから委託して何か報告書が出たんでしょうけどね。 81: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  最初の温浴施設・ニューケビン村整備事業推進計画策定委託につきましては、検討会議や各部会への支援ですとか先進地の事例の調査、そして皆様方にもお配りしてあると思うんですが、十里木・長岳の検討会議の報告書の作成の業務を委託いたしました。  次の、温浴施設・ニューケビン村整備工事実施設計委託料というのは、温浴施設の実施設計でございまして、現在、繰越明許で行っているところでございます。  観光ルート陸橋整備工事設計委託料は、寺岡の切り通しにかかる陸橋の設計でございます。アプローチ、観光ルートの地質調査は、今の整備工事のための地質調査でございます。  あと、観光ルートの連絡道路用地分筆測量委託というのがございますが、これは、アクセス道路の整備工事に伴っての周辺用地の境界確定ですとか、分筆の業務の委託でございます。  あと、つり橋アプローチ等整備工事詳細設計委託料というのは、十里木側の右岸と長岳側の左岸のアプローチ等の整備工事の詳細設計委託というようなことでございます。以上でございます。 82: ◯委員(御手洗武君) いずれにしても、温浴施設そのものをつくる費用とその地域の活性化に対する道路整備とか橋の補強だとか、つり橋をつくるとか、そういう費用がかなりあるんですよね。その24億9000万円という予算の中では。だから、その温浴施設ができることによって十里木・長岳の地区は、今まで道路整備もできなかったのが道路整備もできる、乙津橋の補強もできる、そういう費用があるんですから、私は、24億円かけてその地区が活性化が図られて、問題はうちが建たないというのをうちが建つ。そして、次男、長女がそこへうちを建てるというのが一番理想で、活性化というのは人がふえるというのが活性化の一番の目的なんです。その土地利用についての、うちは建たないんでしょうけれども、建てられる方法というのは何か考えていますか、助役さん。 83: ◯行政管理担当主幹(森田 勝君) お答えいたします。  先ほど市長からもお話ございましたけれども、過去20年間で人口が30%減少しているというこういう状況の中で、定住化促進のために優良田園住宅の建設を現在考えてございます。「優良田園住宅」でございます。これにつきましては、平成10年4月に自民党の議員立法で設立しました「優良田園住宅建設の促進に関する法律」ということでございます。これにつきましては、全国の自治体の中では約22の市町村で実績がございます。  現在、これにつきましては、東京都の都市計画局との協議を進めているところでございますけれども、東京都におきましては、特に調整区域での開発につきましては、非常に厳しい対応をしている状況でございます。こういう中で、現在東京都といたしましては、優良田園住宅につきましては初めてのケースということでございます。こういう世論の中で東京都としては慎重検討をしたいということでございます。  私どもは、現在、小宮地区の特に人口が減少しているという状況をとらえまして、この点につきまして、私どもの方から要望を出しまして、東京都としてこの優良田園住宅について認めていただきたいということを今現在、強力的に協議中でございまして、さらなる対応を図っていきたいということを考えているところでございます。以上でございます。 84: ◯委員(御手洗武君) ぜひそういうお話も進めていただいて、やはり本当の活性化ができるように御期待を申し上げます。  それと、ふるさと工房五日市は4400万円だかの決算になっておりますが、きょうはその話はしないとしても、いずれにしても、ふるさと工房五日市をうまく利用すべきだと思う。  それから、奥さん方、奥さん方が、やはりうどんの手打ちだとか、そばの手打ちだとか、いろいろなもので奥さん方が出る。若い人は勤めて出ているんですから、今は。しょうがないから奥さんに出てもらう。その奥さん方が物を売ったり、観光物産を売ったりそういうもので収入を得ていく。これも一つの方法だと思うんです。ぜひそういうことを進めていただいて、地元が潤う、そういうことをぜひ進めていただきたいと言うふうに思います。以上です。 85: ◯委員長(石井 仁君) 関連ね、野村委員。 86: ◯委員(野村正夫君) 今、御手洗委員から道の駅、温浴施設、両方とも私の名前が出ましたので、別に反論とかそういうことではありません。  意見が違うという話でしたけれども、私は全く同じだと思っているんですね。全く同じだと思っています。温浴施設は、私がいないときに、いないときというのは変な言い方かもしれませんけれども、とにかく19万何千人入れば3100万円もうかるんだよということが広報にも出ました。ですから、そういう利益が出るんだとしたら、出るんだとしたら投資額を少しでも回収できるようにということを言ったんです。市長の答弁も、いや幾ら経費がかかって幾らの利益が出ますよとこういうことですから、これは営利事業になるわけですよ。  第三セクターというのは、やはり御手洗委員のおっしゃられるように、赤字になってはいけないけれども、そんなにもうけ過ぎる必要もないよ、極端に言ってしまえばそういうのが第三セクターですから。  それともう一つは、地域の活性化ということについては、地元の要望も含めて、これは私はどんどん支援をする立場ですから、考え方としては同じなんです。  それから、もう一つ、「道の駅」についても、これ全く同じなんですけれども、私も農業者とはよくお話をしておりますけれども、大変心配していますね。そして、先ほど御手洗委員がおっしゃられるように、まんじゅうでも最中でも「あきる野」って名前をつけた判こでも押してやればいいという話も、この紀伊長島に行ったときに出たそうでありますけれども、これは特定のお菓子屋さんが意匠登録だか何だかを持っていて、相当高い値段を出さなければ返事しないよというふうなお話も出たようであります。  そして、なかなか特産物を開発するのは難しいなということで、そんなに成果が上がらないで、サンマの干物か何かを買って帰ってきたという人もいるわけですけれども、要は、例えば、農振農用地がかなり空いているわけでありますけれども、例えば、初雁の向こうの御手洗委員の地元でありますけれども、南秋留小学校の前なんか4ヘクタール、かなり草ぼうぼうのところがあるんですね。こういったところをきちっと農業指導をして、ああいったところで特産物の開発をするとか、私よく言っているんですけれども、そういうふうなこと、あるいは山沿いと言ったら、また言葉が悪いかもしれませんけれども、やはりこれは、これから白菜とか大根が出てきますけれども、この平場と山間傾斜地とどのくらいの収穫時期のずれがあるか、御存知かどうかわかりませんけれども、そういうふうなところ。非常にそういったところをうまく利用して、今、農工大学の何とかという先生がやっていらっしゃるようですけれども、どんなことしているのか知りませんけれども、そういうことで、私も農業者のある意味では味方ですから、あそこのところで「道の駅」ができて、そして売るものがないから仕入れてきて売ったのでは、これどうにもしょうがない。これは海産物も同じなんですね。そういうことで、大変難しいから、その辺のところを注意を促したんです。あんまりはしゃぎ過ぎちゃうと、できるものもできなくなっちゃうと、そこを言っているわけです。ですから、農業者の皆さんも、あんなところへそんなものができて、市場から仕入れてきて売られちゃったら、両方のファーマーズセンターも営業があがると困る、こういうことを心配されていることも重々知っております。ですから、そういう意味では御手洗委員と同じなんです。  そして、二つ聞きたいというか申し上げておきたいんですけど、関連で、今、イージーハウスとパイプハウスを何棟かつくったと言いますけれども、今まで端境期だとか、多摩島しょの事業で、遊休施設、ビニールがはがれちゃってさびが見えているような所があるはずなんですけれども、それがあきる野市内で何棟ぐらいあるか、把握されておりますか。  それが1点と、それからもう一つ、農業者なんですが、実際に生産をして市場に流通している人、ファーマーズセンターの会員になっていない人がいるんですが、この人たちというのは本当に完全な専業農家ですね。この人たちのところに割合に案内とか通達とかそういうものが届かない。後でファーマーズセンターの会員に聞いてみると、「お前のところ、こういう話聞いている。」というと「知らない。」っていうことで、例えば、農業の廃棄物などを処理して入れる袋なんか、全然その専業農家が知らなかったという事例もあるんですが、この二つ、どうしてそういうことになっちゃったのか。  それともう一つは、遊休のパイプハウス、どのぐらいあるのか。ここだけを関連でちょっとお聞きしておきたいというふうに思います。 87: ◯農林課長(平野恒夫君) お答えいたします。  現在使われていないようなパイプハウスとかそういうものにつきましては、現在、把握はいたしておりません。  次に、農業振興会やファーマーズセンターの会員になっていない方々につきまして、連絡方法は今のところ明確にその方々に連絡できるとかいうような方法に関しましては、現在、ないような状況であります。以上でございます。 88: ◯委員(野村正夫君) わかりました。とりあえずそうだろうと思います。  それで、遊休施設につきましては、やはり税金を使ってやった部分がありますので、農協でも結構ですけれども、調べればすぐわかりますので、やはりそういうものは有効に使っていただいた方がいいと思います。ビニールがはがれちゃってさびが出てきちゃうと、もう使い物にならなくなっちゃいますから、その前に手を打った方がいいということが一つあります。ですから、その調査をしていただきたいということです。  それと、専門の農業者というのは、ファーマーズセンターももちろんそうですけれども、やはり生産面積も多いですし、とにかくいろいろなことで専門農家ですから、通知の徹底、これはお考えになっていただきたいということを要望して終わります。 89: ◯委員(村木英幸君) 175ページなんですが、ふるさと工房五日市、平成7年に一般質問をさせてもらったんですが、例ののぼり窯ですが、それ以降、何らかの形で活用がされたのかどうか、維持管理がどうなっているのか。余り活用がされたというような形跡は見られないんですが、私が一般質問で取り上げた以降の対応のこと、それがまず1点と、現在、市民グループが益子、陶芸の町の方へ視察に行って、あきる野市のふるさと工房五日市ののぼり窯を活用したいということを要望が来ておりますけれども、益子の方の作家のスタッフにも協力を得られるというようなことも申しておりまして、焼きしめのための作品も提供してもらえるというようなこともございますが、そういった条件になった際に、市としてふるさと工房五日市ののぼり窯、何らかの補修が必要かと思うんですが、そういった手立てをしてもらえるのかどうか、これが2点目と、あと作品が集まらなければ焼き上げることができませんので、例えば、昨年度4,000人以上の方が陶芸教室を利用したようですが、市内の小・中学校の図工ですとか技術家庭、そういったところで陶芸教室ののぼり窯で焼くための作品をつくって、そういったものを五日市ののぼり窯で焼く、そういったことの作品の協力をしてもらえるのかどうか。これは教育委員会の方でしょうか、協力を得られるのかどうか。市民グループの方が大分積極的になっているようですが、荒井課長のところにも伺ったんじゃないかと思いますし、また教育長のところにも話に行ってみたいなんていうことを言っておりましたが、どのような対応をされるか。新年度で予算づけをしてもらえるような方向であれば大変ありがたいと思うんですが、いかがでしょうか。 90: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。それでは、私の方からは、最初の2点についてお答えしたいと思います。  平成3年にのぼり窯をオープン当初に使用しておりますが、その後は使用しておりません。  2点目でございますが、ディック地域交流会の方からお話がございまして、益子の方に行ってこられたということなんですけれども、益子町はもともと陶芸の町で、そじょうが違うと申しますか、益子でも炎祭りということでのぼり窯なんかを利用して定期的にやっていらっしゃるようなんですが、あきる野市自体は土もございませんし、のぼり窯自体も平成3年に利用して期間が経っておりますので、それにはそれなりの修理が必要であったり、のぼり窯自体が約60時間連続で燃焼する必要があったり、燃料を赤松のまきを利用したりだとかいろいろなことがございますので、ああいう施設はあるんですが、それが一過性のイベントだけでは、経費が相当かかりますので疑問なところがあるのが事実でございます。以上でございます。 91: ◯指導担当参事(中野秀樹君) お答えいたします。  市内の小・中学校で児童・生徒に焼き物の作品を協力できるかということでございますが、なかなか難しいものがございます。  各学校で小学校では図画工作、中学校では美術でございますが、それぞれカリキュラムを組んでやっております。特に中学校におきましては、美術の時間が週1時間といったような状況になっておりまして、平面作品をつくるだけでも数ヶ月かかってしまうような状況がございます。それからまた、学校によりましては、すべての学校ではございませんが、焼き物の窯を設置している学校もございまして、さほど大きくはございませんが、電気窯等で子供の作品を学校で焼くこともできる、そんな学校もございまして、すべての学校で焼き物の作品を協力するということはちょっと難しい状況でございます。以上でございます。 92: ◯委員(村木英幸君) 当初、のぼり窯をつくるのに900万円か1000万円かかったというふうに聞いておりまして、貴重な市民の財産でございますし、その中の市民がぜひそういったことで活動してみたいというグループがあるわけですので、また作品にしても赤松でのぼり窯を使って焼きしめをつくったときの風合いと電気窯あるいは灯油の窯、それを使って焼き上げたものの作品の風合いというのは全く違いますので、ですから、貴重な財産であるのぼり窯、それを市民が使いたいと言っているわけですので、確かに長い10年以上の間使っていないわけですので、それを使うに当たっては何らかの補修そういったものが必要かと思いますが、使うまでの補修をするためにはどの程度の経費がかかるかということ、これは例えば、専門の会社なりに見てもらったことありますか。 93: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  修理見積もりの依頼をしたことはございません。 94: ◯委員(村木英幸君) 市民グループの方にも、私は話をしておきますけれども、ぜひ積極的に活動してもらいたいということで話はしておきますが、彼らも「ぜひやってみたい」ということですので、ぜひ市民の財産、それから市民の方からやりたいという要望があるわけですので、どの程度まで市民グループの活動が盛り上がってくるかというのは、まだ私もわかりませんけれども、何らかのアドバイスはしておきたいとは思うんですが、どの程度それを再活用するに当たって経費がかかるか、あるいは実際に条件が整えば、例えば、赤松の材料は提供しますよとか、そういう段階までは何とかできますよとか、そういったところを今後検討していただきたいということを要望をいたします。以上でございます。 95: ◯委員長(石井 仁君) まだ3人手を挙げておりますので、ここで昼食のために休憩いたします。  なお、再開は午後1時ちょうどといたします。よろしくお願いいたします。                             午後0時00分  休憩          ────────── ◇ ──────────                             午後1時00分  再開 96: ◯委員長(石井 仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  影山委員。 97: ◯委員(影山 保君) 午前中2時間半黙っているのも苦痛だと隣の人が言っておりました。同感であります。やはり何年やっても決算、難しくて、私も議員になったときにはもうちんぷんかんぷんで、世の中にこんな難しいものがあるのかと思ったくらいでした。だから、「わからないことや疑問のあることは何でも聞け」と、こういうふうに指導していただきまして、当時「平米、平米」という行政側の答えがあって、「平米とは何だ」と言いましたら、「平方メートルだ」と。それだったら「平方メートルと答えなさい」とこういう指導を受けてきた人間でございまして、行政出身の方はもう十分御存知だと思いますけれども、やはり率直にわからない点、疑問な点はお聞きするようにした方がいいと思います。  私は、このページでは3点、商店振興と十里木・長岳と防災の問題について質問いたします。  最初に、商店振興について。これは171ページ、事務報告は176ページ。昨日、歳入で都の商店振興資金では聞きました。この商店街振興事業補助金の646万8000円、これの内訳は、都が377万円、市が269万8000円です。事務報告で質問します。  この事務報告で商店街販売促進事業(東京都の新・元気を出せ!補助事業併用)ですけれども、ここで市の補助を含むというのとそうでないものがあります。これは、きのうの回答では、それぞれの商店街が100万円以下のイベントについては3分の2、以上の場合は3分の1、こういう回答がありましたけれども、市の補助を含む、含まないはどこが違うのかをお答え願いたいと思います。 98: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  市の補助を含むと書いてございますのは、100万円以上のイベント事業に対しては、都が3分の1、市が3分の1という形で補助をしております。「含む」というものは、100万円以上の事業と考えていただければと思います。 99: ◯委員(影山 保君) わかりました。  そこで、ことしのことで恐縮なんですけれども、こういうお話を聞いたんです。ことし、190万円の事業計画を提出しました。そうしましたけれども、市からは40万円という決定がされたと、こういうふうに聞いております。  それから、もう一つ、ルピア商店会が500万円を超える事業計画を出したのに、何もイベントをしていないんじゃないかと。補助金は幾ら出たのかとこういう質問を受けたんですけれども、答えてください。 100: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  100万円以上の事業に対しまして都が3分の1、市が3分の1を持つんですが、それは市の予算とリンクしておりまして、市が総額で100万円の補助とういうことですので、市と都で合計で200万円の補助金になりまして、それを三つ100万円以上の事業がございましたので、それに割り振った形でございます。  ルピアテナント会が今年度事業を行いますが、これはこれからルピア10周年記念誕生祭ということで、9月23日から10月2日の間行うものでございます。以上です。 101: ◯委員(影山 保君) 東京都の産業労働局商工部地域産業振興課商店街振興係というところの人からの指導というか、連絡では、各商店街が事業計画を提出した場合は、東京都は全額出るというふうに都の職員が回答しているということを聞いたんですけれども、これは何か行き違いがある説明でしょうか。 102: ◯商工観光課長(荒井浩之君) 都としては、1事業について300万円の補助を限度とするということで、例えば、最大900万円の事業をして市の予算も300万円あれば、都も300万円補助して、商店街の自己負担は300万円という形になるでしょう。以上でございます。 103: ◯委員(影山 保君) そうしますと、市内の商店会のイベント事業がふえていく場合は、それに伴う当市の補助金は上乗せされると、こういうふうに理解してよろしいですか。 104: ◯商工観光課長(荒井浩之君) 予算編成の前に各商店街から事業計画を募っておりまして、それに基づいて予算要求をしまして予算を決定していただいているところなんですが、あくまでも、先ほど申し上げましたように、100万円未満の事業は東京都が単独で3分の2補助するんですが、100万円以上の事業につきましては、市の予算の限度までしか都は補助しないということになっております。 105: ◯委員(影山 保君) わかりました。市が援助の額を引き上げれば、当然事業も膨らんでくるだろうというふうに理解します。  そこで、なぜしつこく聞くかと申しますと、商工費というのは、皆さん、もうごらんになっているように、予算や決算の構成比からいって極めて低いわけですね。確かに難しい問題があるんでしょうけれども、非常に低いと。平成16年度の決算では商工費が5億2600万円ですから2.1%、これはかなり高いんです。大体1%台ですから。ここには十里木・長岳のお金が2億6000万円ぐらい入っていますから、半分はその予算だというふうに思います。そうしますと、商工振興費、決算書の170ページ、8203万5000円です。これは総決算額から言えば0.3%、もちろん1%にはとても行きません。このうち、午前中質問がありました商工会の補助金3300万円を差し引きますと、何と0.19%にしかならないんですね、全体の予算の、あるいは決算の。  今まで商店街が一生懸命努力しても、なかなか大きいところにはかなわないと。これからさらにイオンが進出してくる。商店街としては本当に命がけで地域の商業を守っていくということになると思うんです。しかし、それにもかかわらず全体の総決算額のわずか0.19%、0.2%にもならないという。これではなかなか商店の振興というのは難しいなというふうに私は思うんですが、このことを言いたくていろいろ聞いたんですけれども、市長にお尋ねします。自立・自助、商店は自分たちで生き延びろとこういうふうに言うかもわかりませんけれども、私は、予算の使い方次第では商店振興にもっと力を入れるべきではないかとこのようにも思うんですけれども、いろいろヨルイチだとかイベントは新しいものが出ております。そういう点から、今後、商店振興についてはどのように考えているか、所見を聞きたいと思います。 106: ◯市長(田中雅夫君) 商店街の振興策についてという御質問でございますが、ちょっと余談になりますが、先般、東京都の産業労働局の商工部へ用事があって行きました。そしたら、商工課長がこういうことを質問してきたんです。今の石原知事は、既設の商店街、大型店じゃない、これの振興策をみんな考えろと、こういうふうな課題を出されたと。「あきる野市の市長さん、こういうのどう思うね。」って私にまた振りかえてきたんですね。それで、私は、大型店が進出する限りは、地元の商店連合会というのは、どちらの連合会もみんな苦労すると。だから、大型店の進出を規制でもすればいいけれども、それができない現状においては、既設の今までの、かつては市や町や村のときにいろいろと行政に協力してくださった既設の商店街の皆さんは、苦労が絶えないと思うよと。だから、大型店の進出がストップできなければだめじゃないのかいってそういう話をしたら、「まあ、そう言われちゃえばそうなんだけど。」ということでございます。  あきる野市においても、今のところとうきゅうがあり、また、いなげやさんとかそういうスーパーもたくさんあるし、結局今までの既存の商店街が商店連合会をつくったりして、確か連合会が11か12あったと思うんですが、これが一本化して、今度引田のマルモさんが会長になったと思うんですが、そしていろいろと今振興策に取り組んでおりますけれども、本当に影山委員に商店街の振興策を問われても、じゃあ、これが一つの方向じゃないかというような見通しが私にも立たない、実際。
     _____________________________________________________________________________________________________________________________  したがって、これからは、それはもちろん商工会というのがございますから、それともよくいろいろ打ち合わせながら、何か生き残り作戦はないかといろいろと検討しながら、商工会を通じて各商店連合会の方へも連携を取りながらいい方法を模索していきたいとこういうふうに考えております。以上です。 107: ◯委員(影山 保君) ________________________________________________________________________  いずれにしても、今後、産業振興基本条例ができると思いますから、そういう中でよく論議してほしいということと、これは従来からいろいろな方が言っておりました。高齢化社会になっていくと、本当に味噌一つ買うのにもとうきゅうかイオンへ行かなければ買えないような時代になったら大変です。本当に近くのお店で買えるようなそういう商店の振興がつくられていくべきだろうというふうに思います。この問題は以上で終わります。  次に、175ページの十里木・長岳周辺地域観光拠点整備事業の問題ですが、ここに検討会議の報酬が出ております。検討会議報酬、それから検討会議委員等報酬、拠点整備アドバイザー報酬とあります。このアドバイザーの報酬について内容を少し説明していただきたいと思います。 108: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  ちょっと先ほど100万円未満と以上という話をしたんですが、100万円以下と100万円超えの誤りですのでよろしくお願いいたします。  今御質問の十里木・長岳周辺観光拠点整備アドバイザーの関係でございますが、十里木・長岳周辺地域観光拠点整備検討会議報告書が12月20日に委員長から市長に提出されております。今後、事業を進めていく中で各部会から出された意見を尊重しまして、その報告書の内容に即した事業展開を図っていくために、検討会議の5部会の部会長から専門的見地から助言をいただくためにアドバイザーに委嘱したものでございます。以上でございます。 109: ◯委員(影山 保君) 事前に私も課長から聞きまして、5部会の部長さん、大学の先生ですけれども5人、月額2万5000円で3か月分とこういうふうにお聞きしております。その上の検討会議委員等報酬、これは学者は3万円だそうですが、その上の拠点整備検討会議報酬、これも部会長として1万2000円相当が出ております。こういう点で私も余りこだわりたくないんですけれども、アドバイザーとして委嘱した5人はこの部会長にもなっておりますし、1人の方、検討会議の責任者にもなっているんでしょうか。そういう点では報酬がダブるような気がしてならないんですけれども、そういう考えは間違いでしょうか。 110: ◯助役(前田和利君) 御答弁申し上げます。  間違いだというふうに思っておりません。とういうのは、検討会議が終了した後の部分で、知識だとか経験等を踏まえて指導いただいている部分でありますので、決して仕事が一つ区切りがついたあと、そのアドバイザーでありますので、申し上げていますようにダブりという考え方は持っておりません。 111: ◯委員(影山 保君) 単価的に月額2万5000円というのは、決して高い金額ではないと思うんですけれども、3ヶ月というふうに切ったと。それから、特別会議をしたわけではないんでしょうけれども、その辺の根拠は何かに基づいて算出したんでしょうか。 112: ◯企画課長(浦野治光君) お答えいたします。  3ヶ月というのは、検討会議の報告書、これが12月に出ました。そういたしますと残りが、年度で申しますと3カ月でございます。  あと基礎的な金額的なお話です。こちらは謝礼になりますので、市の基準、これは定かではないんですが、ただいわゆる要綱との関係でいきますと、これは8,500円あるいは非常勤のその他の職員でいうと9,500円、そういったものも一つの目安としてございます。ただ、これは専門的な知識を十分生かしながらやっていただくわけですので、これは一つの考えとして東京都の市町村の職員の研修所がございます。そちらの方で講師等を招きます。そういたしますと、大学の教授でいきますと1時間当たり1万5000円であると。あるいは助教授でいきますと1時間当たり1万3000円、こういったものがございまして、それを参考にしながら謝礼を組んでいるというそういった形になりまして、2時間ですと3万円になりますけれども、一般的な会議ですと2時間程度でしょうから、その範囲の中で2万5000円という形で決めさせていただいております。以上でございます。 113: ◯委員(影山 保君) もう一つだけ。そうしますと、12月に報告書が出たと。1、2、3カ月間で、2万5000円の3カ月分と。アドバイザーですから、当然、報告書のようなものというのは出されているんですか 114: ◯企画課長(浦野治光君) お答えいたします。  この3カ月分のものについて、いわゆる温浴施設ができ上がるまでの間でございます。要は必要な部分。そういたしますと、平成16年度は3カ月、今現在平成17年度ございますけれども、そういたしますと、考え方といたしましては、これは修景事業でいいますと、これは大学の先生に見てもらって、全体的な風景づくりをします。ですから、そういった形の中で現地に来ていただいて、木などを1本1本見ていただいて、それで全体の風景に合うかどうか、そういったものをやっていただいておりますので、そういった形の中での進行を図りながらやっております。  したがって、今のこの時点での報告書ということについては、実際の本という形では上がっておりません。以上です。 115: ◯委員(影山 保君) 私もうっかり平成17年度については忘れてしまったんですけれども、そうすると、現在もアドバイザーについては委託をしているということなんですね。引き続いているということで理解していいんですか。 116: ◯土木担当主幹(吉澤辰夫君) お答えいたします。  現在も整備を進めながら、修景部会の石川先生には月何回か現場を見ていただいたり、設計の協議に一緒に入っていただいたりしております。私は修景、ほかの部分についても同じことをやっております。 117: ◯委員(影山 保君) この件は以上で打ち切りますが、もう一つだけ。  ここでは、先ほども出ましたふるさと工房五日市の管理運営経費4498万6000円、これは五日市観光協会に委託をしていますね。ですから、ここからの収益はこの決算書ではわからないんですけれども、観光協会としてはどのぐらいの収益を上げているんでしょうか。職員は多分パートを含めて11人ぐらいいるというふうに私も思っているんですが、いかがでしょうか。 118: ◯商工観光課長(荒井浩之君) お答えいたします。  まず、職員についてですが、正規職員8人と館長が1人と和紙の継承者1人、パートを2人ほど使っておりまして、計12人でございます。  収益でございますが、売上高で申しますと、1527万3530円売上高はございます。仕入れですとかそういった支出が1261万5387円、収益としましては279万3909円でございます。 119: ◯委員(影山 保君) 午前中の質疑の中で、第三セクターにこれも委託をするんですが、施設については「家賃等は当然考えている」という市長から明快な答弁もありました。いずれにしても、このふるさと工房五日市については、収益はわずか279万ですから、もう丸々この問題を抱えていくと3100万円の収益ではとてもカバーし切れないという計算も成り立つわけで、第三セクターの運営については非常に先行き心配であります。そのことだけ申し上げておきたいと思います。  それでは、最後に防災の問題です。これは私も一般質問で時間がなかったから質問できなかったんですけれども、決算書は199ページに関連します。非常に前向きな回答はいただきました。そこで防災会議は開いていないというのは極めて法律違反だとこういうことも私は述べました。メンバーを見ても、東京都を初め各官庁の代表ですから、あれは本当に諮問的なものだろうと思うので、問題は担当の職員課というか、地域防災の方で相当準備をしなければいけないんだろうというふうに思います。  そこで、一つはハザードマップ、これは今後、地域防災計画の見直しの中で対応していきたいというふうにお答えをいただきました。  それから、市民防災学習講座等の学習会ですが、これは非常に大事なテーマであると考えているという回答をいただきました。  それから、井戸については、家庭がどのくらい持っているかわからないという回答でありました。  今度の台風14号でテレビを見ておりますと、やはり水が大変だというのもありましたね。そういう点では、ぜひ井戸については把握するようにしていただきたいなというふうに、これは要望しておきますので、後で答えてください。  ハザードマップについては、担当課に私は事前に世田谷区の防災環境マップ、非常に立派なもの過ぎます。それから、国分寺のハザードマップ、これは非常に一目でわかりますね。市民が見ても、自分のところがどういう危険だろうかというのがわかるんですが、国分寺の話を実はいろいろ聞いたんです。ことしの夏、私も自治体学校に行きまして防災問題について勉強してきたんですけれども、ハザードマップを出すと市民的に非常に、市民的にというよりも町内でむしろ議論になったそうです。ここが危険だとか、そういう場所を果たして示していいのかどうかという議論をしたそうです。しかし、市民からすれば、いざというときにはここがこうなるよという危険の状況を知らせてもらった方がいいというそういう歓迎の声があったそうです。そういう点で、私も早めにこれは検討すべきだと思いますが、一つは考え方を聞きたい。  それから、防災教育の問題ですけれども、確かに、イベントをやるんですけれども、一過性であってはいけないと思うんです。やはり防災についての講座というか勉強というのは系統的に続けていくところに非常に市民の防災意識が育つということも言われておりますし、防災は予防こそ災害対策の基本だという点では、市民が防災意識を相当しっかり持たなければいけないというふうに思うので、一過性ではなくて継続性のある学習講座的なものをぜひ検討していただきたいなというふうに思うんです。  幾つか質問しましたけれども、まとめて回答してください。 120: ◯地域振興課長(中村正美君) お答えいたします。  まず、ハザードマップの考え方なんですけれども、御指摘のようにハザードマップを発行すると、そのときに具体的にその対応策がないというようなことで市民から非常に心配の声が挙がるということは事実でございます。  ただ、先ほど話がありましたように、危ない場所を事前に情報として提供することによって個人の責任で非難が適切にできるというようなメリットは持っております。  考え方としては、なるべく情報はお知らせしていきたいということです。今現在、東京都であきる野市の危険地域を調べておりまして、土砂災害の防止等対策を取るべき場所等を検討していただいております。それが平成19年度に結論として出てくるということでございますので、そういうものも反映しながら、あと洪水対策等のハザードマップは考えていきたいと思っております。  それから、防災に関する教育の話でございます。非常に災害の被害に遭わないということでは個人の防災意識を高めていくということが大切かと思いまして、あきる野市では町内会・自治会がしっかりしておりますので、そこを中心に防災対策を考えていきたいということで、自主防災組織というものを重点的に整備していきたいと。それについては市も支援していくというふうなことでございます。町内会・自治会を中心に自主的な避難場所を検討したり、訓練をやっていただいたりということで、それには当然ながら、消防署、消防団等で出ていただいて助言をしていただくというような体制をとっていこうと思っています。  防災教育の講座を開催したらどうだろうということでございますけれども、まだ現実的にはあきる野市はそこまでいっていない状況でございます。以上です。 121: ◯委員(影山 保君) 情報を提供していくという点でハザードマップ、私も必要だと思いますし、防災教育については町内会・自治会の自主防災組織にお願いをしていくということなんですが、かなり私も国分寺の勉強をして、例えば、こういう学習をしているんですね。当市の概要と災害危険、都市環境と緑、都市生活と生活環境、水と暮らしと安全、まちづくりと都市づくり、災害事例と災害危険、住まいの安全対策、災害対策の現状、我が町の現状を知る、生活安全講習、私にとっての防災そしてまちづくり、こういうただ危険なときにどうするかというのではなくて、全体のまちづくりの中に防災というものを位置づけているという点で非常に特徴的かなというふうに思いました。  いずれにしても、この間の集中豪雨、杉並だとか練馬だとか三鷹市は1時間100ミリ以上の豪雨が降りました。神田川が氾濫するという点で、災害はいつ、どこに来るかわからない。大体50ミリ対応が基本ですからね。そういう点では、市民の防災意識を相当高めておかないといけないのではないかというふうに思いますので、今後、大いに努力していただくことをお願いして私は終わります。 122: ◯委員(下田孝雄君) 今の影山委員の防災にかかわる点、重なる点はございませんけれども、決算書の199ページの防災行政無線維持管理経費というところにかけてなんですけれども、事務報告書にはこの点について詳しいことは出ておりません。この中身を知るという意味ではなくて、以前にも一般質問で出ましたけれども、現在の防災行政無線、確かにこれは五日市地区と秋川地区の合併というか、一律の無線装置をつくったことでこれだけの予算がかかったんだと思うんですけれども、確かに秋川の地域にいても、今、五日市の火災の放送が入ります。確かに助かる点もありますし、近所で、「五日市に親戚があるので非常に助かります」という方もおります。  今、あきる野市の安全・安心まちづくり条例の制定とともに放送されているんだと思うんです。「本日は防災の日です」とか、「安全・安心の日です」とか、「お互いに気をつけましょう」とか、それから、「きょうは、車上荒らしに遭わないように気をつけましょう」なんていう放送があります。確かに、防犯だとか防災に遭わないように喚起をする意味で放送するのは非常に結構ですが、やはり火事だとか迷子だとか、それから車上荒らしも予防のためにはいいと思っているんですが、その他、前質問したのは、例えば、一つ目が小学生等が車に連れ込まれそうになったとか、犯罪が起きそうになったとか、どこどこの地域でそういう事件があったと。最近連れ込み事件というのは余り聞かれなくなりましたけれども、そういう「どこどこの地域でこういう事件が今未遂で起きました」とかいうのを放送することによって、例えば、犯人がその近くあるいはほかの地域に行って同様の犯罪を起こせないということに有効ではないかなというふうに思っておりますし、それから、先日、中央線が電気系統の故障でほとんど1日中運転が不可能になっておりました。それから、また東京都内でいつだったか、2カ月位前に震度5弱の地震を感じたというときにも交通機関が相当麻痺したということで、それの放送なんかを、確かにあきる野市以外のこと、あるいはあきる野市民に関して情報提供するという意味では、防災の面とか防犯の面で注意をし、喚起を促すというのは非常に必要なことだと思うんですが、端的に言いますと、うちの草花あたりの人が、都内に行こうと思って福生駅まで行ったけど、JRが動いていなかったということで、また自宅まで帰ってきて車で立川まで出かけたとかそういうことがあるんですが、そういうJRの運転の情報の提供だとかいうことはできないものだろうかと。考え方によっては、やればできるんじゃないかなというふうに思っておりますが、何か防災行政無線の補助金の関係でそれは無理だという話を1回聞いたことがありますけれども、そのような意味から市民の皆さんに情報提供の放送をするということはできないのかどうか伺います。 123: ◯地域振興課長(中村正美君) お答えいたします。  防災行政無線につきましては、議員御指摘のとおり第一義的には防災のために使うということでございます。その許容範囲でお知らせ的なものも許容されるという解釈を国では取っているようでございます。その意味合いで私どもは、月10日、20日、30日で警察、消防署と連絡を取りながら適切な情報を流しているところでございます。  犯罪の情報を流してもらえないかというようなこともありました。市民の方からもそういう話をもいております。ただ、この問題については、特に性犯罪等につきましては、プライバシーの問題があるとか、それから、警察としては捜査情報をすぐ公開できないというようなこともございまして、市に事件があった等、逐一私ども連絡はいただけないというような状況でございます。  それから、そういう犯罪が起こったときに、放送することによっていたずらに心配をあおると。情報の提供ということでは一つは意味があるのかもしれないですけれども、地域の不安感をいたずらにあおってしまうというようなものも課題であると考えておりまして、今そういうものがあった場合、放送はしておりません。  それから、電車の不通のときの放送というようなこともございます。電車等を利用している人がそういう放送があって、家を出なければ便利だということはわかるんですけれども、防災行政無線でそこまでをやる必要があるのかというようなことを考えておりますし、また人によって随分情報の受け取り方も違うようなところもございますので、今のところ、電車の不通情報についてもやってございません。以上のような状況でございます。 124: ◯委員(下田孝雄君) できないということはわかりましたけれども、例えば、今、建物火災だとか枯れ草火災だとか迷子だとかやっていただいているのは結構なんですが、例えば、交通事故の大きいものがあって、何々線の道路は交通事故のため閉鎖していますとか、それから、あきる野市、多分夜やっていないと思うんですが、私の方は草花地域だから非常にあきる野市の防災行政無線よりも福生市の防災行政無線が非常によく聞こえるんですよ。夜、あきる野市はやっていないと思うんですが、福生は夜9時ごろ防犯のために、「9時になりました。戸締まりと火の元には十分気をつけてお休みください。」とそういう放送もあるので、一つの防災行政無線、事故の放送というよりも市民のための思いやりというのも非常に感じられるんですが、そのような観点から、例えば、地震が起きたときなんかは交通機関が乱れておりますというのは、当然自然災害ですから地震なんかのときの放送はできるんじゃないかなと思うんですが、再度伺います。 125: ◯地域振興課長(中村正美君) まず1点目の場所によっては福生の防災行政無線が非常によく聞こえて、あきる野市の防災行政無線は聞こえないという、それから、日の出町の放送は聞こえるけれども、あきる野市のは聞こえないというようなことで、私どももちょっと心配で、近隣のところに聞いてみたところ、またあきる野市のはよく聞こえて福生市のは聞こえないんだということもございまして、ある程度放送塔の方向にちょうどはまっているお宅はよく聞こえるということであると思いますので、(「風向きだよ」と発言する者あり)あと、今ちょっとお話がありましたように風向き、あと地形の山があったり、あるいは建物で高い建物があったり、遮蔽物があるとかいうことによって大分違うようでございます。  あきる野市と近隣の防災行政無線の機能としては遜色ないと思っております。  それから、あと放送の内容でございますけれども、放送の内容、やはり第一に生命、財産、身体を守るための放送でありたいと思っております。その中で市民生活に非常に影響があるようなものについては、独自で判断してやっていきたいなと思っておりますけれども、余り情報を過剰に流すということも考えものですので、それは市の方で判断させていただきたいと思っています。以上です。 126: ◯委員(戸沢弘征君) 関連で。余りきょうは発言しないようにと思っていたんですけれども、199ページの今の関連で、防災行政無線のこと。  実は、圏央道が開通いたしましてから、日の出の尾崎の三吉野に近い方、これは全く聞こえなくなっちゃったんです。現に私も放送を直接聞いてみました。浅野養鶏場の方ですよ。これ、確かに聞こえないんだな。これ、どうするかっていうので、私は、別口の小さいのをつくったらいいんじゃないなんて思っているんだけれども、あれは防衛庁補助か何かもらってやっているはずだよね。増設というのは、もう全く考えられないというふうに考えていますか。それとも、圏央道ができちゃったために全然届かないという。しかし、日の出町のはどんどん入ると。そういう苦情があるんだけれども、何か対応は考えていますか。 127: ◯地域振興課長(中村正美君) お答えいたします。  今、図面上では漏れるところがなく、あるいは重なるところがなくスピーカーを設置しているんですけれども、例えば、高い建物とか、圏央道みたいな遮へい物ができると、やはり音波が届く量が少なくなるというようなことも出ているのも事実でございます。  そこで、私どもいろいろ苦情等承ったときには現地に確認に行って、調整できるものについては調整していくということです。調整できないものについては、やはり増設をしていかなければいけないと思うんですけれども、予算の関係もあります。補助としては、今ほとんど防衛施設庁にはないような状況でございます。市独自でやらなければいけないかと思います。ちょっと状況を見させていただきたいと思います。以上です。 128: ◯委員(戸沢弘征君) 私も、音がうんと聞こえればいいというものではなくて、余りうるさ過ぎるというところもあるんです。だから、その間に入っている地方議員としては本当に困っちゃうんですよね。こっちは聞こえない、こっちはうるさ過ぎるってやられるわけだから。ただ、言えることは、圏央道で西側が聞こえないというのは完全に公共の国土交通省や道路公団との関係絡みですから。それから、若干電波障害も起こっている情報も入っていますので、ここの部分については特別の対応が必要だなというふうに思っています。  尾崎観音様の所で西側に向けてあるんですけれども、あれの音波をもっと上げるか何かして対応することも考えられるので、ひとつ検討してください。以上です。 129: ◯委員(市倉理男君) 一つ聞きたいんです。決算書の184ページ、185ページで6番の交通安全施設費、右の185ページにいきまして除排雪対策経費の11番需用費の消耗品費、これは雪の後の道路が凍る防止で塩化カルシウムのことだと思うんです。それでいいですね。  いいという前提で質問を進めます。  塩化カルシウムだと思うんですけれども、塩化カルシウムを置いてある倉庫、これが五日市庁舎の方の五日市会館の回りにある倉庫ですか、そこに置いてあると思うんですけれども、ここで五日市会館の回りが整備されまして取り払います。そうすると倉庫がなくなりますね。ですから、塩化カルシウムだけではないんですけれども、この前盆踊りをやったときにもスチール製の机とかいすをお借りしたんですけれども、それの倉庫もなくなっていくということで、これは五日市会館改修に伴って次の倉庫のことは検討されていると思うんですけれども、確認したいんです。 130: ◯市民部長(関田正幸君) お答えします。  現在、設計をしている最中ですので、まだ確認は取っておりませんが、遺憾のないようにはしたいと思います。以上でございます。 131: ◯土木担当主幹(吉澤辰夫君) お答えいたします。  今までは五日市会館北側のプレハブの倉庫がありまして、そこに塩化カルシウム等を入れておりました。今、その倉庫はなくなったものですから、今後、塩化カルシウム等の倉庫をどうしようかということは、今、部内では検討しております。以上でございます。 132: ◯委員(市倉理男君) 塩化カルシウムを使う道路というのは、どうしても五日市方面の方が多いと思うんです。それがこちらの庁舎の倉庫にということになってきますと、一々こちらまで来なければならないということで早い用が足りないし、大変だと思います。大いに検討してください。以上です。 133: ◯委員長(石井 仁君) これで第6款農林水産業費から第9款消防費は終了いたしました。  ここで暫時休憩いたします。  おおむね午後2時5分より再開いたします。                             午後1時52分  休憩          ────────── ◇ ──────────                             午後2時07分  再開 134: ◯委員長(石井 仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に入る前に、市長から発言の申し出がありましたのでよろしくお願いいたします。 135: ◯市長(田中雅夫君) ________________________________  ___________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________ 136: ◯委員長(石井 仁君) _________________________  _______________________________________                ______________ 137: ◯委員長(石井 仁君) ___________________________________________  ___________________________________________  次に第10款教育費198ページから第14款予備費287ページまでの全部について行います。岸学校教育部長及び小島社会教育部長並びに関係部長から主な事業の成果等の説明を簡潔にお願いいたします。学校教育部長。 138: ◯学校教育部長(岸 盛美君) それでは、平成16年度教育費決算の学校教育部関係の説明を申し上げます。決算書の198ページから教育費であります。事務報告書は323ページから353ページになります。  まず決算書198ページの教育委員会費につきましては、教育委員の報酬と平成16年度からの新規事業になりますが、201ページになります、教育委員会の広報誌「一房のぶどう」の発行経費等でございます。  次に、205ページ下段の方ですが、特別支援教育体制・副籍モデル事業として平成16年度から巡回相談の実施と全校に校内委員会及びコーディネーターを設置して体制整備を進めるとともに都立あきる野学園養護学校との副籍事業を推進しました。  次に、206ページからの小学校費の学校管理費、218ページからの教育振興費、226ページからの学校保健体育費は、学校配当の経費及び学校運営に要する維持管理経費等が主なものであります。  次に、決算書223ページの中段のところでございますが、小学校国際理解教育経費及び241ページの中段のところの中学校国際理解教育経費につきましては、国際化や国際交流の進展に伴って児童・生徒が国際化に対応するようにするため外国人講師による英語指導を通じて小学校・中学校において国際理解教育を推進しました。  同じく決算書223ページの中段のところの小学校コンピュータ教育経費につきましては、草花小学校、前田小学校、増戸小学校、戸倉小学校、小宮小学校に児童用パソコンを70台を配置し、コンピュータ教育の充実を図りました。  また、決算書239ページの下段のところでございますが、中学校コンピュータ教育経費につきましては、秋多中学校に40台のパソコンを設置し、コンピュータ教育の充実を図りました。  同じく決算書223ページの小学校教育振興事業経費の中の中段のところでございますが、学習環境対策事業補助金ですが、基礎・基本の学力の定着を図るため、小学校に教員補助員の配置を引き続き行い、学力の向上に努めております。  また、同じく決算書223ページ及び241ページの小学校・中学校図書館活用推進事業経費ですが、小学校・中学校に学校図書館補助員を配置し、学校図書館の充実を図りました。  次に、決算書228ページの小学校費の学校整備費ですが、五日市小学校の第3期大規模改造工事、南秋留小学校のプール本体改修工事、一の谷小学校及び戸倉小学校のプール循環浄化槽関係の改修工事、小宮小学校の放送設備改修工事等を実施しました。  なお、五日市小学校の大規模改修工事につきましては、平成16年度の第3期工事をもちまして完了いたしました。  同じく決算書230ページから中学校の学校管理費、236ページからの教育振興費、242ページからの学校保健体育費は、学校配当の経費及び学校運営に要する維持管理経費等が主なものであります。  次に、決算書244ページの中学校費の学校整備費ですが、中学校校舎の耐震診断の委託や東中学校の給水管更生工事、秋多中学校通級学級設置工事及び御堂中学校、増戸中学校、五日市中学校のダムウェターの改修工事等を実施しました。  最後に、決算書278ページからの学校給食費につきまして説明いたします。
     学校給食費は学校給食センターの庶務、運営、管理の経常的な経費でございます。給食費の月額は、小学校が3,800円、中学校が4,200円で、給食の供給日数は、小学校が180日、中学校が170日で実施いたしました。年間の給食の供給食数は、小学校が89万657食、中学校が41万2094食で、合計130万2751食となりました。  以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 139: ◯社会教育部長(小島 勲君) それでは、社会教育部の主な事業概要につきまして御説明させていただきます。  決算書につきましては、244ページから279ページ、事務報告書につきましては、357ページから434ページでございます。  まず、社会教育課でございますが、市民文化の向上と生涯学習推進のための活動支援や青少年の健全育成、男女共同参画社会へ向けた意識啓発、文化財の保護、保全、活用等幅広い事業を展開しております。平成16年度には五日市郷土館、二宮考古館等での文化財体験講座の開催や、青少年体験活動等支援センターの運営を通して、青少年を対象とした学校活動、地域活動への支援を行い、青少年や親子の体験活動の場づくりを進めました。  また、生涯学習推進指導者の養成事業を開始いたしました。  さらに、男女共同参画啓発情報誌「エフ・ウェーブ」を全戸配布し、男女共同参画意識啓発事業の充実を図りました。  中央公民館につきましては、平成15年度に引き続き改造工事を実施し、北側部分に新たに3階建ての建物を増築いたしました。具体的には、音楽室1部屋、工作室1部屋、研修室5部屋、保育室1部屋及び市民懇談コーナーを増築いたしました。この改造工事の完成に伴い、10月1日から全館がオープンするとともに、10月2日、3日とリニューアルオープン記念事業を実施いたしました。  次に、図書館について御説明いたします。  図書館では、幅広い年齢層の市民を対象とした地域の情報拠点として、暮らしに必要な資料や情報の収集と提供に努めてまいりました。平成16年度におきましては、市民のニーズに対応した新たな図書館サービスを推進するため、市民検討委員会からの報告をもとに中央図書館の建設計画を初めとする図書館の整備計画として図書館整備プランを策定いたしました。  また、施設の整備といたしましては、東部図書館エルの開設のため図書の購入と建築工事を実施し、平行して中央図書館建設事業として図書館及び立体駐車場の設計を行いました。  平成16年度末の図書館の蔵書冊数は、各館の合計で約40万冊であり、資料の提供は、市内在住、在勤者に41万1000冊、西多摩に在住の広域利用者に1万3000冊を貸し出ししております。  また、情報技術の進展に対応するためシステムの更新を行い、インターネットを活用したサービスとして、従来からの蔵書検索に加えて貸し出し状況の確認や予約サービスを開始いたしました。  続きまして、秋川キララホールについて御説明いたします。  キララホールにつきましては、平成16年度主催事業としてクラシック分野8公演、ポップス分野におきましては6公演を開催いたしました。また、貸し館事業等合わせて年間221件の利用があり、稼働率は88.3%と多くの方に御利用いただきました。  そのほか設備関係では、照明設備機器の改修を実施いたしました。  次に、あきる野ルピアについて御説明いたします。  生涯学習センターにおいて、市民の多様な学習要望に積極的に応えた学習の場づくりとしてオープンスクール、教養セミナーの開催、また地域の再発見とまちづくりの活動のための人材養成講座、市民カレッジの開催等各種の事業を実施し、学習成果を生かした生涯学習活動を展開してまいりました。  中でも「市民カレッジ」では市民解説員が新たに3名誕生し、合計41名となり、五日市郷土館、二宮考古館、ふるさと工房五日市などでの解説、市民を対象とした市内探訪の活動等を通して学習で得た知識や技能を地域に還元するなど地域社会づくりに向けた社会参画活動へと発展しつつあります。  また、IT事業を実施していくため、養成講座を経て誕生したITボランティアによる初心者パソコン講習会を開催いたしました。  なお、貸し館事業につきましては、年間1,943件、延べ7万1204人の方々に御利用いただいております。  次に、体育課について御説明いたします。  余暇時間の増大を背景にして市民が体育施設を安全快適に利用できることを念頭に体力増進や健康の維持、また人とのふれあいを通じてスポーツ活動に親しむことができるよう施設の維持管理と活動機会の提供に努めてまいりました。平成16年度においては7月に初めてあきる野市民球場において全国高等学校野球選手権大会西東京大会予選が7月11日から15日の5日間開催されました。以降、市民球場もより活発に利用されております。  また、秋川体育館、五日市ファインプラザ、市民プール、いきいきセンター、学校施設及び各グランド等の施設利用者は年間延べ約70万人を超え、各施設で活発な活動が行われました。さらに各種スポーツ教室や講習会の開催、市民の体力増進と融和の場としてスポーツ・レクリエーション大会等の催しを行い、多くの市民の方々に参加をいただいているところでございます。  以上が社会教育部の主な事業概要の内容でございます。 140: ◯委員長(石井 仁君) 説明が終わりました。  質疑がありましたらどうぞ。南雲委員。 141: ◯委員(南雲チズ子君) 一つだけ教えてください。  地域の対応で東地区に図書館のエルができました。ちょっと決算とは違うんですけれども、オープン以後、毎日どれぐらいの利用者があって、階層別、子供がどれぐらいか、それから、大人の人がどれぐらい利用されているのか、ちょっと聞かせてください。 142: ◯図書館長(鈴木恵子君) お答えいたします。  8月1日オープンをいたしまして、多くの利用者を迎えております。8月1カ月で2万3930人の来場者がございました。1日平均886人ということで、年齢比率というのは、入館者数ではとれないんですけれども、大体5割ぐらいは大人の方、5割が子供と。夏休み中でしたので、そのような利用になっていると考えております。  また、9月に入りましての利用状況なんですけれども、土・日は約850人、平日が530人、変わらずたくさんの方に御利用いただいております。  また、貸出冊数につきましては、8月中は2万6800冊の貸し出しがございまして、大人についても約1万冊、子供についても約半数という形で御利用いただいております。  特に特徴としましては、東部図書館、今回インターネットを利用いただける整備を整えております。本の貸し出しだけではないということで整えまして、その利用が1カ月で650人ということで、大変多くの方に利用していただいております。以上です。 143: ◯委員(南雲チズ子君) ありがとうございました。結構です。 144: ◯委員(田中千代子君) 決算書の205ページです。特別支援教育体制・副籍モデル事業経費ということで載っておりますが、報告書の342ページに、先ほど学校教育部長より御説明がありました「特別支援教育」ということで東京都の指定を受けて3年間ということで平成16年度から始めているという内容でしたので、この取り組みについて具体的に教えていただきたいと思います。対象年齢とかありましたら。 145: ◯指導・学務課長(窪島成一君) お答えいたします。  特別支援教育体制及び副籍モデル事業につきましては、平成16年度から東京都内の4団体、北区、八王子市、調布市、あきる野市、1区3市をモデル地域と指定しまして特別支援教育及び副籍モデル事業を行っているところでございます。  ただいま御質問がありました副籍モデル事業につきましては、対象といたしまして18名が副籍モデル事業に参加していただいております。これはすべて都立あきる野学園養護学校の生徒でございます。以上でございます。 146: ◯委員(田中千代子君) これは3年間やった後の市としての方向性とかそういうものはありますでしょうか。 147: ◯指導・学務課長(窪島成一君) この事業につきましては、ただいま申し上げましたように東京都の指定を受けて事業を行っているところでございます。3年過ぎまして15年以降も特別支援教育体制・副籍モデル事業、当然継続していくということだと思いますが、現在のところは東京都の補助を受けてすべて事業を行っております。平成19年度以降につきましては、財政等の状況を見ながらということになると思います。以上でございます。 148: ◯委員長(石井 仁君) そのほか。小林委員。 149: ◯委員(小林 充君) 206ページ、207ページで、報告書の方が342ページになるんでしょうか。授業改善研究推進校事業経費ということなんですけれども、確か、平成16年度は、その前ですか、学力低下が問題になりまして、その後、授業改善推進校として中学校が1校選ばれたと思うんですけれども、この学力低下については、学力向上授業としてこの中の報告書にも載っておりますけれども、例えば、教員の資質向上を図り、児童・生徒に確かな学力を身につけさせるためのということで、研究を推進したり、そういった活動が載っているんですけれども、その平成16年度の結果と、今、平成17年度にしている現状、どのような状況なのかちょっとお伺いしたいと思います。 150: ◯指導担当参事(中野秀樹君) お答え申し上げます。  平成16年度の取り組みによる結果でございますが、平成16年度市内6校の中学校のうち1校の秋多中学校が授業改善の研究指定を受けて、年間で25回の研究授業を行いまして取り組みました。  平成15年度と平成16年度で「東京都の学力向上に向けた調査」というテストがございまして、その中で秋多中学校も平成15年度から平成16年度の中で大変大きく数値を伸ばしております。今、手元に詳細の部分はございませんけれども、また後ほど御報告を申し上げたいと思います。  それから、平成17年度につきまして、各学校で、特に「理数大好きモデル授業」等も受けまして、東京都では中野区を中心としたところと、あとあきる野市で、複数の学校で理数大好きのモデル授業を実施しております。  なお、市内の学校では、研究指定校等も多く受けておりまして、2学期以降、研究授業等頻繁に行ってまいるところでございます。以上でございます。 151: ◯委員(小林 充君) ありがとうございます。  一応、学力の方も着実に上がっているというふうに私も感じているんですけれども、それとは反対に、最近のメディア等でもうわさになりましたけれども、例えば、駒大苫小牧の野球部の部長の話、ああいった暴力的なこととかもありまして、教職員の資質の向上について学校教育上、教育長などはどういうふうに感じているのか、ぜひお伺いしておきたいなと思います。 152: ◯教育長(宮林 徹君) お答えいたします。  その前に、先ほど学力の向上の問題がありましたけれども、本市はここ1年、2年で、ことしは特に9本の国や都からのいろいろな施策を引き受けて、そして教育の質の向上のために、教員の質の向上のために取り組んでいます。人権尊重の問題について国の指定を受けたり、あるいは理数大好きもそうですし、特別支援教育もそうですし、そのほかにもいろんな地域の問題に取り組む都からの指定を受けたりしながら、幅広く大きな取り組みを、都や国の予算をいただいて、市の予算をつけるわけにいきませんから、そういった都の予算をいただいて、そしてしっかりとした教育をさせています。そういうものに取り組んでいく中で教員の一人ひとりの研修が重ねられているわけです。  とりわけ特別支援教育は、副籍モデルの話をさっきしましたけれども、支援が必要な子供というのは障害のある子供だけではなくて、すべての子供が特別支援なんです、対象は。ですから、すべての子供に対して教員がどういうふうに丁寧にかかわっていく支援ができるかということの勉強をしているわけですから、その勉強をしている限りにおいては教員の資質の向上というのはしっかりとしたものが進んでいるんだろうというふうに思います。その結果として学力が上がっていくのであって、それがなければ上がらないんだと私は考えて取り組みをしております。  特に、いじめや不登校については「絶対許さない」ということで、今やっております。許さないわけですから、体罰なんか教師がするのはもってのほかでありますから、そういうことについてもかなり厳しく指導していますし、自らも戒めてやっているところです。  あす発行される「一房のぶどう」の今月号は、見開きの一番最初に「いじめは絶対許さない」というページを私が書きました。これは全市に入りますけれども、学校だけじゃなくてそういった人権尊重の教育を全市に進めていきたいとこんなふうに考えていながら、とりわけ学校の先生方がそのモデルになるんだということをやっております。  ちょっと長くなりましたけれども、以上です。 153: ◯委員長(石井 仁君) ほかに。山根委員。 154: ◯委員(山根トミ江君) 公民館の管理経費のところです。255ページです。金額的なことではないんですけれども、この夏、毎年暑いんですが、とりわけ暑かったんですけれども、公民館の集会室、ほかの部屋はどうかわからないんですが、クーラーがきかないことが何回もあったんです。それで大変な思いをしました。私もコーラス団体に入らせていただいて練習に参加させていただいているんですけれども、2時間、集会室は広いせいもあるのかなというふうに思うんですけれども、全然最後までクーラーがきかなくて大変だったんです。暑い中、窓を全部開け放して練習するような状況がありまして、公民館の人には何回も申し入れをしたんです。「使うことわかっているんだから、少し前にきかせておいてもらえないだろうか。」と何回も言ったんですけれども、改善されずに、私もしびれを切らしまして部長に直接言いまして、ようやく改善ができましてきくようになりました。もっと早く対応ができなかったのかなというふうに思うんですけれども、この辺のところは公民館の方からそういう話はなかったんでしょうか。 155: ◯公民館長(森下 正君) お答えいたします。  確かに、今、委員がおっしゃっているのは、いわゆる旧館の方になります。旧館の機械関係は30年を有に過ぎていまして、耐用年数に達しているくらいの非常に旧式でございまして、また、特に冷暖房が各部屋ごとではできないような仕組みになっておりまして、例えば、今おっしゃいました集会室は3階にございますが、大きな部屋です。フロアーごとにある程度切り替えはできるんですが、同じ3階にも小さな会議室がありまして、よく小さい部屋で会議をしていると「寒すぎる」、特にまた集会室は大きいですから、特にダンスとか大勢が集まって体を動かすことで使うことも多いようなんですね。そんなことで、非常に私ども職員も前から苦労はしております。  今おっしゃられたように、私どもこれから気をつけまして、暑い日、また逆に寒い日は暖房を何時ごろからきょうは集会室を大勢が使うなとかいうことはスケジュールがその日その日で出ていますので、今後気をつけて早めに対応して、少しでも快適に使っていただけるようには努力したい、そんなふうに考えております。よろしいでしょうか。 156: ◯委員(山根トミ江君) ぜひ早めに対応をお願いしたいというふうに思うんです。  私、以前に公民館の使用料につきましては、一般質問で社会教育団体に登録している人、社会教育法から照らしてみても使用料は無料であるべきだという質問をいたしました。近隣でも社会教育法に基づいて登録している団体には無料で使っていますよね。あきる野市はそのときに受益者負担、いつもの回答なんですけれども、税の公平性からと。そして光熱費なども含めて一定額利用者に支払ってほしいというふうな回答をしたような記憶があるんですけれども、こういう状況の中であきる野市は使用料を払って皆さんが利用しているわけです。ですから、市民の方が料金を払って利用している以上、やはり公民館を利用させているんだという考え方ではなくて、もっと市民サービスに心がけてほしいというふうに思うんです。ぜひそのことをお願いいたします。よろしくお願いします。 157: ◯委員(合川哲夫君) 決算書で259ページ、事務報告書では411ページになります。  図書館について、ちょっとお聞きしたいんですけれども、図書館整備計画策定委員謝礼という項目がありますけれども、事務報告にはその辺のところが載っていないと思うんです。411ページの5番、あきる野市図書館整備計画検討委員会、こちらに事務報告が出ているんですけれども、これとはまた別な委員会あるいは策定委員とは別な会なんですか。 158: ◯図書館長(鈴木恵子君) お答えいたします。  同じ委員会でございます。平成15年から図書館全体整備の計画ということで、市民参画のもと進めるために委員会をつくりました。それに基づきまして整備プランを策定したわけなんですが、今年度、中央図書館の設計も入っていたものですから、設計も含めまして市民の御意見を伺うために継続をさせております。以上です。 159: ◯委員(合川哲夫君) わかりました。継続的に策定委員会というような形になって報酬が出ているということなんですけれども、この中で中央図書館の会議、3回やられていますね。今、設計の段階に入っているというようなお話があったんですけれども、設計業者を選考するといいましょうか、そういった関係でこの委員会が設立されたとか、平成15年度からの設立なんですけれども、図書館というものはどうあるべきかというそういった内容での検討委員会だと思うんですけれども、設計業者を選定するにはどういうような手続きを踏まれたのか、ちょっとお聞きしたいんですけれども。 160: ◯図書館長(鈴木恵子君) お答えいたします。  図書館整備プランにつきましては、図書館の整備をしていくためのプラントいうことで市民参画のもと進めました。設計につきましては、図書館の建物を考える際に、単なる図書の入れ物という形のとらえ方ではなくて、今後の地域の情報拠点や生涯学習の視点から、また障害者、高齢者、さまざまな方に御利用いただくので、相当数の図書館の実績があるというところで、限られた財源のもと、よりよい建設をしたいというふうに考えまして、それのもとになるのはまず設計だというような視点から、プロポーザル方式により選定をいたしました。  中央図書館の選定に当たりましては、専門家としまして2名、これは図書館のシンクタンクであります日本図書館協会から御推薦をいただきまして、2名の図書館建設の専門の委員の方を選定をいたしました。これは平成15年度でございます。選定をいたしまして、業者を岡田新一設計事務所という形で選定をいたしました。以上でございます。 161: ◯委員(合川哲夫君) わかりました。東部図書館と今度の中央図書館、設計業者が同一ということは、たぶんそういうことなのかなというように私も思っていましたけれども。検討委員会とか策定委員会、こういった方たちがその辺でどの程度かかわっていたのかということをちょっとお聞きしたかったものですから質問させてもらいました。以上でございます。結構です。 162: ◯図書館長(鈴木恵子君) お答えいたします。  たまたまという形で岡田新一設計事務所業者、東部図書館と中央図書館、同じ設計事務所になりましたけれども、東部につきましてもプロポーザル方式を行っております。東部図書館のプロポーザル、中央図書館のプロポーザル、別々な形で2度行って、結果的に同じ業者になったということでございます。 163: ◯委員(合川哲夫君) わかりました。どうもありがとうございました。 164: ◯委員(戸沢弘征君) 環境建設のところは遠慮しましたけれども、教育問題ですから質問させてもらいます。3点ばかり。  一つは205ページ、秋川流域市町村視聴覚教育協議会負担金267万8975円、事務報告書は423ページのことをいっているのかなと思っているんですが、この利用、どのように考えているか、まず一つそのことを最初にお伺いしたいと思います。 165: ◯庶務課長(荻島邦彦君) お答えいたします。  秋川流域市町村視聴覚教育協議会につきましては、あきる野市と日の出町、檜原村で設置しております法定協議会でございます。  目的といたしましては、流域住民のための社会教育、学校教育の振興を図るために視聴覚教育関係事務を共同して管理し、執行することを目的として設置されております。  利用の状況ということでございますが、利用の状況につきましては、16ミリとかビデオテープ等の貸し出し、学校とか一般市民の方に貸し出しをしておりまして、平成16年度合計でございますが、871件の貸し出し業務をしております。  貸し出しにつきましては、16ミリの映写機等も一緒に貸し出すというようなこともしております。以上でございます。 166: ◯委員(戸沢弘征君) この議論というのは、過去、私、一度したことがあるんですけれども、日の出町、檜原村、秋川市、五日市町、流域振興の五日市に拠点ができたときには、そこがなるんじゃないかっていうようなことの議論をしたことがあります。現在は、この市役所の別館の1階でやっています。入ったらすぐ右側です。  ここは、1人の常駐職員が、私が今回行ってみたときには男性で、もと校長先生じゃないかと思っていますが、昔は女性が1人、事務員がいて、利用するというのは、教育上の資料として学校の先生が借りに来るという傾向がずっとあったわけなんです。  今回、私、改めて「市民でも借りられるんですか。」って言ったら、「ああ、どうぞ、どうぞ、お借りください。」とこういう話になりまして、棚をずっと見させていただきました。16ミリの映画もどんなものをやるのか見させていただいたんですけれども、いやいやなかなかのものなんです。ところが、宝の持ち腐れじゃないかというふうに率直に思いました。それは、十分市民に知らしめられていないし、また、先生方から「ぜひ、御家庭でもお借りになったらいかがでしょうか。」というPTA等での広宣の活動はない。だから、言ってみれば、一時10年か12、13年前のときにはお荷物みたいな答弁があったぐらいですよ。これ、やめちゃおうかという議論まで当時あった記憶があるんですけれども、こうしてずっと長く続いて、今は別館でやっているという状況ですから、しかも、利用者が871件。これは余りにも少ない。  市民は借りる方法もわからない。意外といいビデオと16ミリは資格を持っていないとやれないんだけれども、しかし、今、CDがありますし、私は、これもっと大いに宣伝をして視聴覚の教育の一助にした方がいいと。光をあててほしいと。  私が行ったら「どちらさんでしょうか。」っていう感じで、市民が使える雰囲気というのもない。倉庫っていう感じ、倉庫。入ると正面に机があって、あと右側に棚があるというだけなんです。これは思い切って広く、市民が使える、またいろんな資料もあるようですから、こういうのひとつ見ていただいたらどうでしょうっていうようなことを、図書館司書ではないですけれども、そういう役割を果たす人ですから、担当者は。ぜひ、それやってもらいたいなということを要望しておきます。  次は、その前のところで言おうかなと思ったんだけれども、231ページでも235ページでもいいと思いますが、秋多中学校の維持管理経費、施設管理の方で質問しておきたいと思います。  これは御承知のように、この間の大雨があきる野市にも3度ぐらいあったんですけれども、そのうち2度ともひどい状態で、グランドに降った雨が全部中央図書館側に方に滝のように流れるんですよ。これはひどいものなんです。たまたまそこには民家は1軒、御存知のようにありますが、それ以外はないということがありますが、そこを通る人、また車で通る人もいるわけで、これは原因者はだれだというと、学校なんですよ。原因者がまた違ったものであれば、「上から水は下へ下りるものよ。」なんて私は解説するんだけど、グランドに落ちた水がそこに来る。これはやはり早急に大きな吸い込み穴をつくる必要があるというふうに私は率直に思いました。  東地区の区画整理でも進めば排水ということも考えられますが、今のところはちょっと無理なので、これ、200万円ぐらいかかるんじゃないかと思いますけれども、吸い込み穴、つくって対応しないと、これは公共の排水がそういうことになるので、やっていただきたいと思っているんですが、このこと認識していますか。 167: ◯庶務課長(荻島邦彦君) お答えいたします。  私、議事録を検索させていただきまして、以前一般質問で出ていたというふうに記憶をしております。  校庭整備につきましては、基本的には排水機能を備えて整備していくというような考え方がございまして、今まで東秋留小学校と多西小学校、西秋留小学校、前田小学校、スプリンクラー等を設置しながら排水整備等の工事もしてきたわけなんですが、その後、財政状況ということがございまして頓挫しているというような状況がございます。  当然のことながら、喫緊の問題でございますので、対処療法になるかもしれませんが、至急に対応を図りたいと、検討していきたいと思っております。以上でございます。 168: ◯委員(戸沢弘征君) 丁寧な回答をありがとうございました。  一たん、財政上の問題もあって中頓挫したということですが、何はともあれ原因者ということになると、学校、いわゆる公共、あきる野市ということにもなりますので、よろしくお願いします。  もう一つは、223ページの小学校コンピュータ教育の経費なんですけれども、今回、全部の小学校にインターネットでホームページを作成されるというふうに、平成18年に向けてですが、そういうふうに私ちょっと聞いておるんですが、そういう方向ですよね。ちょっとまず最初にそのことをお伺いします。 169: ◯指導・学務課長(窪島成一君) お答えいたします。  各小・中学校、全校ホームページを開設しております。 170: ◯委員(戸沢弘征君) 現在、開設しているという判断ですか。検索すると、中学校は出ますよ。小学校は出ませんよ。それはヤフーか検索ディスクが悪いんですか。
    171: ◯指導・学務課長(窪島成一君) お答えいたします。  先日確認しましたら、始まっております。もう一度試していただきたいと思います。 172: ◯委員(戸沢弘征君) まあ、ここのところ勉強していないから、市長の交際費についても申し訳なかったと思います、盆踊りの。よく検索していれば、市長交際費も見ておったんですけれども。  実は、いろんな意味で学校と連絡し合いたいというような場面というのはあるんです。一番典型的なのは通学路の安全問題。これはいろいろ説明してもなかなか理解してもらえないから、デジカメで写真撮って学校に送って、「こういう状況です」というようなことをやるわけです。一時変なおじさんが写しているなんていって学校で話題になっちゃったんです、私が。変なおじさんが通学路で写真撮っているっていうので。生徒が先生に言ったために、多西小学校の教頭先生が探しまくったっていうんだけど、それが私なんですけれども、そういうことがあったんですよ。  だから、非常に通学路という点なんかは、生徒、学校よりも地域の人がよくわかるんですよ。地域の住んでいる人の方が。だから、そういった点で思い切って写真を送って、それをもとに改善方協力し合いたいなというように考えたときに、残念ながら多西小学校堀部校長は、「まだ、だれもよく知らないんだよな。」なんていう感じでそういう答弁だったから、ないのかなと今思ったわけなんです。できているなら、早速開いてみたいと思います。  そこで、今、一般質問でどなたかもしておりましたけれども、やはり事件を起こさない環境をつくっていく。それは通学途中、通学帰り、また児童館へ行く、学童へ行く、放課後等々の問題を、親から情報をどんどんキャッチするようなシステムにホームページというのはしてほしい。ただ単に、学校側の行事や学校側の発信だけじゃなくて、学校側が地域から受信できる、そういうホームページにしていただきたいと思うんですが、予算がかかることでもありますし、管理するという担当の先生もいなければならないだろうし難しいことなんですね。  例えば、学校図書の新しい本で「今度こういう本を買いましたよ」っていうようなことも知らせることを通して、例えば、2年生の子を持つ親だったら2年生の親としてどういうのを図書館で本を借りて、そして親としてどういう助言をしながら家庭でその時間を過ごすか、そういうようなことを含めて地域の教育力を高める意味でホームページというのを大いに活用していただきたいと思うんですが、満足していますか、今のホームページに。 173: ◯指導担当参事(中野秀樹君) お答えします。  十分なホームページではないというふうに認識はしています。  ただ、学校では役所のように情報システム課のような専門の部署、職員がございませんので、情報量の発信量も多くなればそれだけホームページの作成にも時間がかかりますし、また、ホームページそのものは更新の度合い、日々更新されていくのがホームページとして一番の理想系というふうに考えますが、そういったことも学校現場では教員の方が忙しくてホームページにかかわるといいますか、作成していく時間を十分確保することが難しいというふうに考えております。以上でございます。 174: ◯委員(戸沢弘征君) 「難しい」ということは僕もわかっているんです。私も開設していて思います。  ただ、生き生きと子供たちが学校で過ごしているということと、その発信と、それから、逆に、地域からは学校側としてどういうことの子供への助言を求めてほしいか、そういうことなども地域と、よく言うでしょう、先生と保護者が真ん中に子供をはさんで地域のしっかりとした教育をしていこうじゃないかと、こういう議論はいつも起こるわけで、夏休みなんていうのは一番子供がいる時間が多くなるわけですから、家庭に。どういうようなことを学校は求めているかぐらいは、校長先生自ら発信をして、夏休みの目標みたいなものもどんどん打ち出して、だって6割ぐらいがインターネットをやっている時代だっていうんだから。そういう努力をしてください。結構です、答弁は。 175: ◯委員長(石井 仁君) 次、御手洗委員。 176: ◯委員(御手洗武君) いつも質問しておりますが、キララホールのことで、まずは質問させていただきます。  決算書263ページ、キララホールは年間1億4000万円かかっているということなんですね。1億4000万円かかってもいいんですよ。いかに市民にそこに来ていただけるかということで、演歌歌手もなんて言って、2、3年前、演歌歌手が入るようになりました。この決算の事務報告書を見ますと、426ページですが、石原洵子というのが2回公演なんて書いてございます。これ大体、6回、6回、12回やる中で、キララホールの方でこういう人とか、こういう音楽でとか何とかいうのか、もうプロダクションがあって、こういうスケジュールで来ちゃうのかどうか、その辺はどうでしょうか。 177: ◯秋川キララホール館長(吉野忠吉君) お答えいたします。  まず、予算もありますので、予算と集客力、そういうものを見まして、キララホールの方で考えまして、それで決裁を取りましてやっているような状況です。以上です。 178: ◯委員(御手洗武君) 予算が中心でこういうふうな、12回やるにはこういうふうな歌手であり、また楽団であり、何かというふうに選ぶと。  そうすると、催事委託料ということで2520万円ありますけれども、すべて12回のが2500万円で頼むということになりますか。 179: ◯秋川キララホール館長(吉野忠吉君) お答えいたします。  まず、2520万円なんですが、これにつきましては、ポップスのコンサートということで6回分、それとあとクラシックコンサートというのがございまして、それにつきましては、「スポーツと音楽のまちづくり」の方に、市の方から1500万円をもらっております。そのうちの1260万円につきましてクラシックコンサートを開催しております。以上です。 180: ◯委員(御手洗武君) そうすると、12回の6回、6回の予算というのは、2520万円が催事事業で出ていると。スポーツと音楽のまちづくり、1500万円出ています。その1500万円の中の1260万円が加わって12回やっているというふうに解釈していいですか。 181: ◯秋川キララホール館長(吉野忠吉君) お答えいたします。  そのとおりでございます。 182: ◯委員(御手洗武君) 私も議長とかやったときに報告書が来るんですね、キララホールの。多分、現職の議長とか総務文教委員長だとか副議長かな。市長が「スポーツと音楽のまちづくり」の代表なんですね。果たして、そういう三千何百万円を使ってやる必要があるのかどうかって疑問なんです。入ってないのは、多分200、300人はいるよ、これ。どの催しには何百人入ったっていう報告がないからいいんですが、その報告書を見ると300万円も400万円も使って、しかも、あきる野市民ではなくてほかの市民のためなんです。これは少し考える必要があるような気がする。12回、果たしてやる必要があるのか。  それで、会館の稼働率は88.3%、市民が使っているんですよ。市民のためのキララホールなんです。催事事業をやるキララホールでは本当はない。だけど、催事事業をやらなければ、キララホールはクラシックの殿堂だと言われている、そのメンツに余りにも重んじてやしませんかね。  だから、その辺を今後、いかにじゃあ回数を減らして、先ほど予算で12回やるのではなくして、2500万円の1200万円で3700万円、3700万円でもっと回数を減らして、もっと大勢入る、700人が入る、そういう催しを考えた方がいいのではないか、こういうふうに思います。もし、どこが何百人入ったという報告ができましたら、してください。 183: ◯秋川キララホール館長(吉野忠吉君) お答えいたします。  先ほど2520万円と1260万円というお話をしたんですが、そのほかにチケットの発売がありますので、金額としてはもっと大きくなります。  それでまず、細かくなっちゃうんですが、クラシックにつきましては、5,248人が入場しております。これは8公演でございます。ポップスにつきましては、3,864人という内訳でございます。以上です。 184: ◯委員(御手洗武君) 一番最低の催し物で何百人ですか。 185: ◯秋川キララホール館長(吉野忠吉君) お答えいたします。  ポップス関係の林家こぶ平さんを呼んだときが386人でございます。 186: ◯委員(御手洗武君) 議長や、多分総務文教委員長もそうだったかな、キララホールから資料が出るからわかるんですよ。それを見ればそんなに大勢入っていない、そう思います、私は。  だから、もっと回数を減らして充実したものをやった方がいいという私の意見なんです。それはひとつ考えてみてください。それはそれでいいです。  それと、次のページ、決算書の265ページ音響設備機器借上料と照明設備機器借上料、1300万円、1000万円、こうあります。それは借上料ですから、あれは買ってあるわけじゃないんですね。キララホールの借上料ってあるんですか。 187: ◯秋川キララホール館長(吉野忠吉君) お答えいたします。  まず音響設備機器借上料なんですが、これはリース契約をしておりまして、平成15年9月1日に契約しまして6年契約で平成21年8月31日までリースで借り上げているものでございます。  それから、照明設備機器借上料でございますが、これが平成16年9月1日から平成22年8月31日までということで、これも同じくリース契約でございます。以上です。 188: ◯委員(御手洗武君) 平成16年から平成22年とかいうと何年になるんだ、6年。高いのか、安いのかとここで議論しても、私なんかわかりませんから、しかし高いものですね、これ。ほかの会館と比べてどうだとかこうだとか、比べたことありますかね。なくてもいいです。高い、私は高いと思う。  しかも、舞台照明設備保守点検委託料84万円、舞台音響・映写設備保守点検、借りているにもかかわらず点検をする費用も払うんですか、こっちで。 189: ◯秋川キララホール館長(吉野忠吉君) お答えいたします。  リースは年間で6年なら6年を組むんですが、保守というのはある程度借りているものなのですが、1年に1回は点検をしていかないと正常な状態が維持できないということで保守点検をしております。以上でございます。 190: ◯委員(御手洗武君) ふつう、物事の考え方というのは、借上料というのは、そういう点検から何からすべて使えるようにして借りるというのが常識論だと思うんです。点検料を払うなんていう契約はちょっとおかしかったのかな。それでは、そういう契約になっているのではしょうがないけど、期限が切れたら、平成22年なりに切れたら、ほかの市町村の会館がありますから、いろんな会館がありますよ。そういうところをよく研究して、やはり余りちょっとこれはどうなんでしょうかね。まあ、いいや。毎年こういう予算が計上されておりますから。ぜひその辺の検討も将来考えてみてください。  それと今、切符の売り上げがあるからもっと違うんですよというのは、収入のところだったんでしょうけれども、65ページだったかな、キララホール主催事業精算金1800万円とこうありますが、これがそうなんですか。切符の売り上げなんですか。65ページにありましたよ。 191: ◯秋川キララホール館長(吉野忠吉君) お答えいたします。  まず、ポップスの方でございますが、先ほどお話しました2520万円は行っていますので、そのうちチケットの収入というのが1745万9500円あります。そういうものをひっくるめまして収入で4645万9549円収入がありまして、支出の方が公演費の支払とかそういうものがございまして、3213万3907円あります。それを差し引きますと1432万5642円になります。次年度に繰越金ということで、5月に呼ぶアーチストにつきましては、3月ごろから宣伝をしていかないといけませんので、そのうち500万円につきましては次年度に繰り越す形をとります。それを引きまして932万5642円と、クラシックにつきましては、やはり1260万円とチケットの売り上げが1839万2900円、そういうものを足しまして収入では3620万1453円になります。アーチストの公演費の支払とかそういうものがございまして、支出が2243万7273円になります。それを引きますと1376万4180円になります。そのうち先ほども言いました宣伝を3月ごろからやっていかないといけませんので、その辺の次年度へ繰り越す金額が500万円あります。差し引きますと、876万4180円になります。この両方を合わせまして、先ほど収入で終わっているんですが、1808万9822円というものが残りましたので、それを市の方に返還したということでございます。以上です。 192: ◯社会教育部長(小島 勲君) 今のキララホールの関係でちょっと補足させていただきます。  今、キララホールのポップスとクラシックのコンサート、ここで市の方で財源確保いたしまして第三セクターに委託してございます。第三セクターでは、このポップスの費用とクラシックの費用、それに当然チケット代3,000円ないし5,000円、そういうものがあるわけです。その売上収入を合わせたもので全体公演を行っております。そういうことで、第三セクターの方の収入は、先ほど言ったように市からの委託料プラスチケット代となります。それで第三セクターとの話し合いによりまして、全体公演の収支を精算し、余剰金的なものが発生したうちの次年度に一部宣伝費等を残した経費を残して市の方に余剰金を返還していただいている金額が1800万円でございます。以上です。 193: ◯委員(御手洗武君) 頭はそういういろいろ数字的なことをぼんぼん言われますと、コンピュータが混線しまして何が何だかわからなくなりましたが、いずれにしても数字的に決算書へ出てくるのは265ページの数字と、先ほどちょっと言いました収入ですが、65ページのキララホール主催事業精算金というのしか出てこない、この決算書には。今、部長のお話ですと、第三セクターへ委託をしてポップスの方はやっているんだという、またこれもわからない。  第三セクターでやっている催しも含めて12回というふうに解釈していいんですか。 194: ◯社会教育部長(小島 勲君) 第三セクターに委託いたしまして12のコンサートをお願いし、第三セクターが実施しているという形になってございます。  しかしながら、今、御手洗委員がおっしゃるとおり、このキララホールの金の動き、非常に透明性がないというか、わかりにくいということで、できましたら来年度から第三セクターへの委託をやめて直営的にやってみたいなと、今、私、担当とも話し合いまして、果たして全部が直営でいった場合、何が課題になるのか、今検索中でございます。  方向性としては、第三セクターに委託せずに事業の内容、またどのくらい人が入った、どれだけの収入があって、また公演をうつのに部分的な赤字もあるでしょう。そういうことを市民の皆さんにわかりやすくするためには直営方式がいいかなということで、切り替えたいなという検討をしてございます。以上です。 195: ◯委員(御手洗武君) 大変部長の前向きな答弁がありました。私はその方がいいのかもしれませんよ。それはそれでひとつそういう御答弁がありましたので、次に移らせていただきます。  次は、ルピアの例の維持管理費です。決算書267ページ、それから、事務報告書は432ページから433ページです。いつも言っています。また、これも収入の方のお話をしなければいけませんが、NHK学園会場使用料というのが85万9000円なんですね。収入が65ページにありました。85万9000円いただいておいて、光熱水費というのは770万円なんですよ、ルピアの。いかにサービスしているか。NHK学園は2万3785人来ているという。ずっと上から書いてある。一つの企業ですよ、企業。それで5,000円だの1万円だの何万円って取っている。そこへ昨年だかの教育長、立派な催しをやっていますが、とんでもない話。企業ですよ、あれは。それを相変わらず85万円で貸している。あれは本当は4階はなかったんです。4階を立ち上げたのは議員なんですよ。高層ビルを建てるところに、建ぺい率、容積率が一番高いところに市が3階建てを建てたらおかしいということで、あの当時の臼井市長が「じゃあ、4階建て」。4階建てたら、いつの間にか議会に余り相談なく貸しちゃった。私、そのときちょうど議長だったんです。責任はありますよ。だけど貸しちゃった。で、ずっときているんです。  今、85万9000円というのはいつからでしょうか。 196: ◯社会教育部長(小島 勲君) お答えいたします。  ルピアにつきましては、ちょうど10年目を迎えまして平成7年から開館してございます。  開館当初から平成12年までにつきましては、光熱水費相当分をいただいておりました。20万円から30万円と記憶してございます。その後、平成13年からNHK学園の収支差の2分の1を市の方に納めてくださいということで、平成13年から実施しているという形でございます。  また、ルピアにつきましては、議員の提言、よく理解できる部分もございますけれども、平成7年、秋川駅北口の活性化策としてルピアを建設しようと。1、2階については商業活性化のための商業施設、3、4階につきましては、公共施設にしようと。いかに街に人が通るか、どういうふうな公共施設をつくったらいいか、いろいろ検討されたと思います。中には図書館という話もあったと記憶してございます。  そういう中で、当時、やはり市民要望の幅広い要望があった生涯学習、こういうものについて推進したらどうかということで、3階については貸しホール、4階の一部NHK学園ということで今入っておりますけれども、じゃあ、これを生涯学習を職員を置いて、その生涯学習を推進した場合、やはり生涯学習の今、公民館でやっておりますけれども、ある程度質の高い生涯学習というとどういう講座の内容にしていいか、また講座を進める人をどういう人を選んだらいいか。やはり人脈が必要になると思います。そうするとやはりNHK学園はその人脈を持っているということで、当時議論されたと思います。  そういう中でやはりあきる野市として生涯学習の推進、そういう質の高い部分を一部とらえると、直接市がやるよりはNHK学園にあそこを委託して、市がこれを実施すれば当然人件費がかかってきますので、経営が黒になるか、赤になるか、ちょっと判断できません。NHK学園にお願いすることによって一部の負担金をいただくことによってプラス面もあると、また、市民にとっても生涯学習のプラス面もあると、両方合わせて今のようなNHK学園の生涯学習の推進という形で現在まできております。  以上のようなことで、もう少し私としては見守っていきたいなと考えております。以上でございます。 197: ◯委員(御手洗武君) NHK学園がやろうとも、市がやろうとも、講師料を含めた材料費そういうもので幾らというのを決めるんですよ。NHK学園に頼むから講師料が要らないとか、市の職員が何とかっていうんじゃない。市がやろうとNHK学園がやろうと、ちゃんと講師料が幾ら、材料費が幾ら、だから会費は幾らなんだよというふうに決めていくんですよ。私が言っているのは、やはりもうこの際、教育委員会が独自の、あきる野市民8万人いる、その中で今書いてある先生の資格を持っているそういう人材を掘り起こしてやるんですよ。  私たちも幾つか視察に行きました。そしたら、そういう部門部門で講師の希望を取るんです。書道なら書道、そういう一覧表をつくっておきますと、もうあらゆる部門の講師はできるんです。市民が講師であって、市民が教わるんです。それが本来の生涯学習じゃないんですか。 198: ◯社会教育部長(小島 勲君) お答えいたします。  今議員の提言、十分理解できます。また一つの方法として、私どもこのルピアの4階におきまして生涯学習を推進しようということで市民の方に講座に出ていただきまして、約60単位ぐらいですか、時間数でいくと。勉強いただく、これは人物から入りまして文化、また位置的なもの、伝統芸能、そういうものをあきる野市にまつわる文化等を勉強していただきます。それは60単位ぐらい。そうすると3年から、人によっては5年受講の時間がかかると。そうしまして、その勉強した成果を、今度市民の方に伝えていただこうということで、市民カレッジを卒業した市民解説員ということで、今、郷土館であるとか、あるいは二宮考古館、また市内探訪ということで市民の方に今、生涯学習として活躍しているそういう部分も41名現在います。  また、ことしからは社会教育の中の生涯学習の一分野としても、それは現場的なことは今、生涯学習の中のルピアが多いですから、今度は内部的な形で生涯学習推進という意味の総論的な部分は社会教育係の中でやっていこうということで、昨年から立ち上げましたので、そういうふうな市民を対象にした生涯学習も全体の生涯学習と、私、ルピアにつきましては、もう少し質が高いという表現が適切かどうかわかりませんけれども、金のかかる部分もあるでしょう、そういう部分につきましては、市から離れてNHK学園にお願いしてきたという経過でございます。これはもう少し時間を経れば、市の方で十分なそういうふうな人材の確保あるいはノウハウ、そういうものが整ってくれば市がすべての生涯学習の推進、こういうものが最終的な目標になると思いますので、もう少し時間をいただきたいなと思っているところでございます。 199: ◯委員長(石井 仁君) 一般会計、終わらせたかったんですけれども、もう1時間ちょっとかかってしまっていますので、ここで暫時休憩いたします。3時45分に再開いたします。                             午後3時28分  休憩          ────────── ◇ ──────────                             午後3時45分  再開 200: ◯委員長(石井 仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  小林委員。 201: ◯委員(小林 充君) 268ページ、269ページの体育協会の補助金とスポーツ少年団の補助金についてなんですけれども、報告書で言いますと398ページでしょうか。体育協会の補助金に関しましては大体26団体ということで、これ均等割すると多分一つの団体が10万人ぐらいかなと。スポーツ少年団に関しては大体6万円ちょっと入っているのかなと思うんですけれども、先だってちょっといろいろと体育協会の関係者とも話をしたんですけれども、あきる野市はスポーツの盛んな都市でありますし、できればもう少しこの辺の予算、補助金に対しては、活発な団体も多々ありますし、今後は、例えば、ソフトボールに関してなんですけれども、平成25年の国体に関しては「誘致を」ということでソフトボール連盟なども一生懸命活動しております。そういった中では、こういった補助金を今後上げていく可能性があるのかどうか、ちょっとお伺いしておきたいなと思います。 202: ◯社会教育部長(小島 勲君) 先に補助金の方から答えさせていただきますけれども、確かに、小林委員の言われる各種団体、補助金をふやすと、担当していると十分理解できます。しかしながら、現在の財政状況では、現状では厳しい問題があるかなと。  それと、やはり今後、ソフトボールが東京都国体の話が出ましたけれども、確かに、連盟の方も活動しているといううわさは聞いております。今後、そういうふうな国体に向けての運動費、こういうものは今後、別な形で考えていきたいなと思っております。以上です。 203: ◯委員(小林 充君) 要望といたしまして、最後に一つ。  また、ことし夏に確か、ソフトボールの女子「オールあきる野」が全国に出ております。そういった意味では、「あきる野市」という地名が相当売れていまして、そういった意味で、確かこういう補助金だけですと、遠征費等もかかりますし、やはり優勝可能なチームということであれば、もう少し可能な限り補助をしていっていただければなというふうに要望して平成18年度の予算を迎えたいと思います。以上です。 204: ◯委員長(石井 仁君) そのほか。町田委員。 205: ◯委員(町田匡志君) 今、小林委員のすぐ下にスポーツ・レクリエーション大会が載っておりました。このスポーツ・レクリエーション大会は町内会単位でほとんど町内会・自治会が参加をしております。その中の科目の一つに町内会対抗のゲートボールがあるんですけれども、ゲートボールは、市としてはスポーツではなくて、むしろ健康づくりの観点からそういう形で取り組んでおられると思うんですけれども、ですから来年度に向けて提案という形なんですが、例えば、防災意識を持たせたような形で土のう詰め、土のう運びだとか、あるいはバケツリレーですとか、(「いいことだよ」と発言する者あり)ふだん町内会単位という形でスポーツ・レクリエーションと防災意識を高めるような形の種目を検討の中に加えていただく、これは実行委員会形式でございますので、今後、実行委員会の中で検討されるというふうに思うんですけれども、そういった観点も取り入れながら、にこやかにスポーツ・レクリエーションを楽しむような形にしていただければなというふうに思います。要望だけしておきます。 206: ◯委員長(石井 仁君) では、要望だけでございます。  では、澤井委員。 207: ◯委員(澤井敏和君) 最後です。それでは、ちょっと来年度の要望もかねて御質問させていただきます。  市民球場ですとか、総合グランド、小和田の野球場なんかも大分、特に市民球場なんかは築造して数十年経ちますが、もう非常に利用頻度が高くて、そして水がたまってしまうという状況が間々あります。ましてや高校野球の予選会、先ほどお話がありましたようにそういう大会が開かれるような非常に大きな公共施設として皆さんから慕われているわけですが、そういうグランドについて、もうここでそろそろある部分を改修して、利用している皆さんの利便をもっと図るべきではないかなと思いまして、来年度そういう形の中で予算化と言いますか、前向きに御検討していただけるかどうかということで市長の方にお伺いしたいと思います。 208: ◯体育課長(坂本 博君) お答えいたします。  市民球場及び総合グランドにつきましては、水はけが悪いということで、小和田グランドなんかができても、総合グランドでは2、3日しても水が引かないで野球ができないというような苦情は来ております。確かに、管理の人たちに話をして、水の所を掘って抜けるようにしてもらいたいということで掘ってみたんですが、1メートルぐらい掘って砂利になる所と、50センチぐらいで砂利になる所と相当の、整備した段階からちゃんとしたグランドとして地盤からつくっていないようですので、全体的に整備していくには相当の費用がかかるのかなと思っております。  また、市民球場につきましても、目詰まりがしたのか、排水設備は全部整えてあるんですが、なかなかうまく最近水が引かないような状態で、土を入れると今度グランドがやわらかくて使いにくいとか、いろいろな苦情が来ておりますけれども、何せこういった時代ですので、なかなかすぐに整備できるとか、私の方でも返答できませんけれども、なるべく皆さんの要望に沿ったようにはしていきたいと思っております。以上でございます。 209: ◯委員長(石井 仁君) 以上をもちまして議案第56号平成16年度あきる野市一般会計歳入歳出決算の質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 210: ◯委員長(石井 仁君) ここで暫時休憩をいたします。  職員の入れ替えがございます。その間の休憩ですからよろしくお願いします。                             午後3時53分  休憩          ────────── ◇ ──────────                             午後3時55分  再開 211: ◯委員長(石井 仁君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第57号 平成16年度あきる野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず関田市民部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。市民部長。 212: ◯市民部長(関田正幸君) それでは、平成16年度あきる野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の概要について御説明いたします。決算書は292ページ、事務報告書は120ページからでございます。
     国民健康保険につきましては、景気低迷が続く中で所得の減少による国民健康保険税収入の伸び悩み、被保険者の高齢化や医療技術の進展による医療費の増大等、国民健康保険を取り巻く状況はより厳しさを増しているのが現状でございます。  このような中、国民健康保険財政の健全化や国民健康保険制度の安定的運営を図るため、医療費適正化対策や収納率向上対策及び保険税率の改定などに取り組んでまいりました。  その結果、歳入につきましては、保険税の調定額は24億9151万4557円、前年度と比較して2億1447万6542円で、率で9.4%の増、平成16年度の保険税の収入済額は19億5665万4356円で、前年度と比較して1億5655万8310円、率で8.7%の増となりましたが、平成16年度の徴収率は78.46%で、前年度比0.52%の減となりました。  国庫支出金につきましては、現年度の事務費負担金が16年度から廃止されたものの、療養給付費等負担金一般分や介護保険分など国庫負担金や財政調整交付金の国庫補助金の増額によりまして、平成16年度の収入済額は18億153万5851円で、前年度と比較して1億807万4045円、率で6.4%の増となりました。  都支出金につきましては、市町村国民健康保険都費補助金の減額により収入済額は1億4631万1031円で、前年度と比較して454万9763円、率で3%の減となっております。  歳出につきましては、平成16年度の保険給付費は42億8839万6673円で、前年度と比較して5億9044万1134円、率で16%の増となっております。これは療養給付費及び高額療養費が増加していることによるものです。  老人保健拠出金は12億8446万4446円で、前年度と比較して4649万9269円、率で3%の減となりましたが、その要因は、前々年度の精算額が少なかったためによるものでございます。今後、国の負担割合が引き下げられるなど国民健康保険事業を取り巻く環境は、ますます厳しい状況が続くものと思われます。これからも関係機関と連絡を密にし、国民健康保険事業の健全な運営を目指してまいりたいと考えております。以上でございます。 213: ◯委員長(石井 仁君) 説明が終わりました。  質疑をどうぞ。影山委員。 214: ◯委員(影山 保君) 部長から国民健康保険財政の厳しい現状が報告されましたが、幾つか質問いたします。  今回、収入済額が8.7%、額にして1億5600万円からふえているんですが、これはたまたま平成16年度は国民健康保険税の値上げがありました。そういうことと、それから、加入者がふえているのではないかと思うんですが、歳入の増額の主な理由を教えてください。 215: ◯保険年金課長(高畑民男君) お答えいたします。  平成15年度当初の調定額と平成16年度当初の調定額とを比較させていただきました。平成15年度当初の調定額が16億7530万8900円、平成16年度が18億4794万7300円でございます。差し引き1億7263万8400円の増となりました。当初調定額での比較でございます。 216: ◯委員(影山 保君) 私、決算意見書の39ページ、ここで収納状況の年度比較表がありますよね。これは先ほど部長がお話をした数字ですよ。だから、前年度対比で8.7%収入済額がふえている。金額的には1億5600万円以上、これは主な理由は何かということを聞いているんです。 217: ◯保険年金課長(高畑民男君) お答えいたします。  主には、被保険者の増加でございます。平成15年度から平成16年度にかけまして565人が増加しております。そういったことから、そのために保険税収入がふえたものと思われます。以上でございます。 218: ◯委員(影山 保君) 当時9.4%ぐらいの引き上げがあったんですが、それは収入増にはないとこういうような判断ですか。 219: ◯保険年金課長(高畑民男君) お答えいたします。  先ほど、一番先に説明させていただきました被保険者の増加によりまして当初調定と比較しまして1億7000万円ほど増加したということでございます。 220: ◯委員(影山 保君) 平成16年度予算の審議のときに1億6000万円ぐらい不足すると、そういう論議をしたはずですよ。一般会計からの持ち出しはなかなかできないと。やむを得ず引き上げを9.何%だったと思いました。この引き上げをしなければ財源は確保できないとこういうお話だったはずですが、それは関係ないという答弁ですか。 221: ◯保険年金課長(高畑民男君) お答えさせていただきます。  その値上げによる影響額が1億7000万円ほどあったということでございます。 222: ◯委員(影山 保君) 被保険者がふえたと、500何人か。当然そうすれば保険税はふえるわけですよね。それでも1億6000万円から不足額が生じると。そこを受益者負担というか、加入者負担というか、そういうことで賄うよというのが、私は当初の予算審議のときだと思いました。だから、被保険者の増と値上げ分でこれだけ増額したのではないかというふうに私は思っているんですが、間違いなんですか、それは。 223: ◯委員長(石井 仁君) 質問にちゃんと答えてくださいよ。 224: ◯保険年金課長(高畑民男君) そのとおりでございます。 225: ◯委員(影山 保君) わかりました。  それから、この決算意見書のところを見た方がわかりやすいんですが、収入未済額が前年度対比で11.5%ふえてしまいました。金額的には5000万円を超えたわけですね。あきる野市は収納率というのは、職員が今まで非常に努力していまして、26市の中で第1位だったと思うんです。これが若干後退をしているようです。非常に国民健康保険の加入者がなかなか納入できない諸事情があると思うんですけれども、ちょっと苦労話を聞かせていただけないでしょうか。 226: ◯保険年金課長(高畑民男君) お答えいたします。  国民健康保険会計は国庫負担金とか都とか市の法定分による一般会計からの繰り出し、それとあと保険税で賄うことが建前となっております。そういったことから、保険税は被保険者の1人当たりの納税に努めていただくのが建前となっておりまして、我々もそうした観点から徴収率アップに、向上につなげて、そのために臨戸訪問させていただいておるところでございます。  それから、あと口座振替です。口座振替制度と定期的に電話作戦をさせていただいております。  あと、土曜日・日曜日の開庁事務によりまして、これは非常に成果が上がっておりまして、平成15年度やったときには年度合計で494万8900円でございまして、月平均が41万2408円でございました。それが平成16年度に至りましては1123万61円という成果が上がってございます。月平均にしますと91万8588円。これが臨戸訪問するより手軽にその場にいて納めることができますので、こういう制度を引き続き活用していきたいと思っております。  なかなか臨戸訪問しましても、留守だったり、いても居留守を使われていたり、それから、どうしてもいても支払ってくれなかったり、そういったところは本当に支払うことができるのか、できないのかというところを見極めて、それでやっておりまして、そういうふうに本当に支払うことができない人に対しては減免制度とかそういったものを活用してくださいということを、臨戸訪問して相手とじかに接することによってわかるということがありますので、引き続きやっていきたいと思っております。以上でございます。 227: ◯委員(影山 保君) 大変苦労しているようです。もともとこの国民健康保険というのは、加入者については言うまでもなく、5人以下の事業所あるいは農業者や無職の人、年金生活者、こういう極めて社会的に弱者と言われる方が多いわけですから、非常に大変だなというふうに思うんですが、この意見書の中に書かれている不能欠損、これについてちょっとお聞きしたいんですけれども、いわゆる地方税法の第15条の7第4項による滞納処分、これは執行停止3年、これが3,775件あると。それから、同法の7の第5項による滞納処分の執行停止、これは亡くなる方、これは事務報告にも書いてありますが、400何人かだったと思うんですけれども、こういう点でかなり不能欠損額が今後拡大をしていくということが考えられるんでしょうか。  それから、この主な内容について、もし紹介できたらしてほしいんですが。 228: ◯保険年金課長(高畑民男君) お答えいたします。  拡大していくかどうかということでございますけれども、今年度、不能欠損額が昨年度より706万7419円、率にしまして20%ふえてございます。そういったことから拡大する傾向にはあると思われます。  ただ、私ども一人ひとりの被保険者に支払っていただくことが重要でございますので、なるべく不能欠損にならないように、先ほども言いましたように臨戸訪問したり、それから口座振替とかそういったできるだけ支払っていただくような手段を講じていきたいと思っております。  それと、具体例ということでございまして、地方税法の15条の7の第4項、これは執行停止3年で時効ということで、生活保護を受けている方とか居どころ不明ということでございますけれども、件数的には昨年度は84件、ことしは79件と減少して、これは期別件数ですから477件で、期別件数で今報告させていただいております。これは期別件数というのは、7月から2月までの8期を通じて累計でございまして、昨年度よりは件数的には納税通知件数的には減ってございます。件数的には、死亡件数が昨年1件だったのが26件ということで多くなっております。  そういったことで、なるべくこれが不能欠損にならないように、先ほども言いましたように職員一丸となって、ことしは2位になってしまったんですけれども、そういうことがないように、今までは7月から2月までの納税月間が終わった後の3月ぐらいから出納閉鎖期間の5月ぐらいにかけて臨戸訪問を行っていたものを、ことしは繰り上げまして、既に7月から実施してございます。そういったことが成果としてつながっていくかどうかわかりませんけれども、ただ7月は6件で40万円弱の収入を臨戸訪問によって成果を得ております。8月も件数的にも6件で、金額的には5万円ほどということでございますけれども、つきによっては変動がございますけれども、そういった地道な成果を、地道なものをやっていきたいと思っております。以上でございます。 229: ◯委員(影山 保君) 本当に話を聞けば聞くほど、どうもこの事業は大変になってまいります。あきる野市は構成割合は、事務報告にもありますように所得割が53.93%、資産割が10.32%、均等割が26.89%、平等割が8.86%、この構成比率についてもいろいろ議論があるところですよね。既に、資産割なんか要らないんじゃないかという御意見もあれば、(「そのとおり」と発言する者あり)そういう意見もあると。  しかし、それぞれの自治体によって事情が違うと思うんです。例えば、武蔵野市だとか三鷹市のように高額所得者で国民健康保険に入っているようなところというのは、意外に豊かじゃないのかなというふうに思いますし、地方へ行けば行くほど、やはり所得、収入、それが少なくなっていくと国民健康保険というのは非常に大変だと。だから、むしろ小さい村だとかいう単位では、とにかく病気にならない、予防対策にお金をかけて国民健康保険をふやさないという努力をしている村や町があります。  それは表裏一体だと思うんですけれども、いずれにしても、国民健康保険法では憲法25条の理念を受けて社会保障的な目的として、本来国が責任を持たなければいけない。しかし、国も40年前までは45%の補助率だったんですが、それが20年前に38.5%に下がってしまったと。この辺が自治体としては負担増になってきた一番の原因だと私は思います。  そういう点で、本来は国の45%に戻さなければいけないんですが、なかなかそうできないから地方自治体にかなり負担がかかってくるんですが、一般会計からの持ち出し、これは例えば、被保険者1人当たりにすると今、あきる野市は何番目ぐらいになるんですか、26市の中で。 230: ◯保険年金課長(高畑民男君) お答えいたします。  一般会計からの繰入金でございますけれども、法定外、保険財政基盤安定制度に基づく法定分を除くその他会計の一般会計の繰入金としましては5億5000万円を繰り入れてございます。  平成16年度は1人当たり被保険者で割りますと1万7946円ということで、町田市の1万7503円に次いで第2位でございます。 231: ◯委員(影山 保君) 今言った一般会計からの繰入金の額が被保険者1人当たりで割った数字ですか、ちょっと違うんじゃないですか。  実は、昨年予算審議の際には22番目だったんですよ。これが一挙に2位になったということですか。 232: ◯保険年金課長(高畑民男君) 大変失礼しました。下から2番目でございます。  それで今、事務報告書には書いてございますけれども、被保険者数が平成16年度につきましては、3万648人、これを5億5000万円で割りますと、第25位で下から2位でございます。 233: ◯委員(影山 保君) 最初の答弁のとおりになってほしかったんですけれども、だんだん下がってきてしまいました。  いずれにしても、「国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保険の向上に寄与することを目的とする」というのが国民健康保険の第1条でございます。そういう点では、やはり本来国がもっと責任を持たなければいけないんですが、それができない以上、少なくとも26市の平均ぐらいまでには、やはり一般会計からも持ち出しに努力をしてほしいと、強く要望して終わります。 234: ◯委員長(石井 仁君) そのほか。青木委員。 235: ◯委員(青木 豊君) 最初に決算審査意見書の方の保険税収入済額、対前年度比で1億5600万円の増額となっています。これが先ほど保険税率のアップあるいは被保険者数の増加が要因だという話になりました。  申し訳ないんですが、これの一般と退職の内訳が出ていたら教えていただきたいというふうに思います。 236: ◯保険年金課長(高畑民男君) お答えいたします。  一般と退職でございますけれども、ちょっと現年度分の医療と介護ということで出しているんですけれども。医療ですか。医療の合計が18億36万197円です。介護の方が1億5629万4159円でございます。医療の方が平成16年度は18億36万197円でございます。以上です。 237: ◯委員(青木 豊君) すみません、もう1回言いますね。平成15年度、16年度の保険税を比較したときの対比が意見書の中にあります。1億5600万円の増額になっているという報告がされています。ですから、その内訳としてという話をしたんですが、もし出ていなければ調定額だけでも結構です。医療分調定額だけでも結構ですから、要は、こういうことを言ってみたいんです。  確かに、保険税は1億5000万円増収になったんですが、このうちの増収になった部分の一般と退職者を比較したらどちらにウエートがあるのかなというのを確認したいんです。だから、1億5000万円の内訳でわかりますか。介護を含めて結構です。 238: ◯保険年金課長(高畑民男君) お答えいたします。  一般の方が19億8406万2547円でございます。退職の方が5億745万2010円でございます。以上でございます。 239: ◯委員(青木 豊君) 調定額だとちょっとバランス的に出ないのかなと思って、正式には増収分について本当は知りたかったんです。  何を申し上げたいかというふうに言いますと、例えば、事務報告書の120ページを見ますと、被保険者の増減、取得・喪失があります。明らかに際立った数字があるのが社会保険の離脱に対して社会保険の加入、この差ですね。結局、六百何がしという被保険者数の増加のうちの大部分は退職被保険者にいく人たちなんだろうと思うんです。したがって、1億5600万円という保険税の増収分は、あらかたが退職被保険者分に使われていく数字なのかなというふうに思って確認をしたかったんです。  結果的に、その他一般会計の繰出金、この場合は繰入金になるんですか、第2位だというお話がありました。これは立場は違いますので、私は、ある意味で第2位は誇れる数字でいいのかもしれません。特別会計ですから、そういう意味では国民健康保険に加入している人も、もちろん加入していない人も、国民健康保険の特別会計のためにそれ以外の目的で納めた税金を使わなければならない状況というのは、やはり制度上の欠陥だとこう申し上げなくちゃいけないと思うんです。これは、やはり今の国民健康保険、いわゆる市町村国民健康保険が持っている一つの特性であって、ある意味では医療保険の一元化という問題にもつながっていくんです。  そこで、例えば、国民健康保険組合も含めて保険の一元化を進めていくというときに、そこをまず見極めていただきたいという意見も私は申し上げておきたいというふうに思うんです。  したがって、やむを得ず保険税の税率は上げたものの、結果的にはその他一般会計の繰入金を大きく抑えるための思ったように効果が上がっていない。結局、退職者保険税というのは退職者の医療のためですから、もちろん足りません。それは支払基金から来てツーペイで一般会計には影響を受けないということなんです。したがって、その差を知りたかったわけですが、きょうは突然ですので出ない。  恐らく、この事務報告書の被保険者の事由別異動状況を見る限りは、そんなことが思いやられるのかなというふうに思いまして、ある意味、一人当たりの26市の順番が第2位だというのは、逆に見れば第2位だという話が、逆に見れば、下からというのは適切なのか、これは見解の分かれるところでありますから、そういう意見もひとつ、真ん中ぐらいならちょうどいいのかもしれませんが、別に一生懸命上を目指すことはない。意見を申し上げて終わります。 240: ◯委員長(石井 仁君) ほかにございますか。               (「なし」と発言する者あり) 241: ◯委員長(石井 仁君) これで質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 242: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第58号 平成16年度あきる野市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず、市民部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。 243: ◯市民部長(関田正幸君) それでは、平成16年度あきる野市老人保健特別会計歳入歳出決算の概要について御説明いたします。  決算書につきましては328ページから、事務報告書は217ページからでございます。  歳入決算額につきましては、45億4542万355円で、前年度と比較しまして1億2037万8400円、率で2.6%の減であり、歳出決算額につきましては、45億7511万1883円で、前年度と比較して5550万1911円、率で1.2%の減となっております。受給者数は7,624人で、前年度比較して381人の減となっております。受給件数は22万8480件で、前年度と比較して6,029件の減となっております。  これらの減少の要因としましては、平成14年10月の老人保健法の改正により老人医療受給対象者の年齢が70歳から75歳になり、75歳の年齢到達による新規受給者がいないことによるものでございます。  歳入の主なものは、支払基金交付金が28億6286万4585円で、歳入総額の62.98%を占めております。  この支払基金交付金につきましては、老人保健法の改正により平成14年度から平成18年度まで交付率が段階的に変わり、年次的に交付金は減少し、国や都、市の負担金は増加することになります。  歳出の主なものは医療諸費で、45億2145万4337円で、前年度と比較して8134万1173円、率で1.8%の減となっております。  歳入から歳出を差し引きますと2969万1528円の不足額が生じました。これは国庫支出金及び社会保険診療報酬支払基金からの当該年度に交付されるべき交付金の交付率が下回ったことにより歳入不足が生じたものでございます。このため、会計年度経過後に至って歳入が歳出に不足するときは翌年度の歳入を繰り上げてこれに充てることができると規定しております地方自治法施行令第166条の2に基づき、不足額について平成17年度あきる野市老人保健特別会計補正予算(第1号)を編成し、専決処分をさせていただき、平成17年6月17日に開催されました市議会に御報告し、承認を得たところでございます。  なお、平成16年度不足額につきましては、平成17年度において過年度分として交付されます。以上でございます。よろしくお願いします。 244: ◯委員長(石井 仁君) 説明が終わりました。  質疑をどうぞ。               (「なし」と発言する者あり) 245: ◯委員長(石井 仁君) 質疑がありませんので、これで質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 246: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第59号 平成16年度あきる野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず、私市福祉部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。 247: ◯福祉部長(私市 豊君) それでは、平成16年度あきる野市介護保険特別会計歳入歳出決算の概要につきまして御説明いたします。  介護保険特別会計は保険事業勘定と介護サービス事業勘定とに分けております。  まず、保険事業勘定でございますが、決算書は348ページ、事務報告書は221ページからになります。  あきる野市の介護保険における65歳以上、いわゆる第1号被保険者数は、平成17年3月31日現在、1万4155人で、要介護、要支援認定者は2,032人でございます。  歳入のうち保険料につきましては、現年度分の普通徴収におきましては95.32%、全体では99.17%の徴収率でありました。  歳出における給付費につきましては、平成16年度末で在宅サービス、施設サービス合わせて1,593人の方が介護保険のサービスを利用され、保険給付費は29億3885万6592円となっております。  次に、介護サービス事業勘定であります。決算書は380ページから、事務報告書は214ページからになります。  本事業におきましては、三つの施設で延べ6,709人の方が利用しております。  以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 248: ◯委員長(石井 仁君) 説明が終わりました。  質疑をどうぞ。
                  (「なし」と発言する者あり) 249: ◯委員長(石井 仁君) 質疑がないようでございますので、これで質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 250: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第60号 平成16年度あきる野市戸倉財産区特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず、木内総務部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。総務部長。 251: ◯総務部長(木内章二君) 平成16年度戸倉財産区特別会計歳入歳出決算の概要につきまして簡潔に御説明申し上げます。  決算書につきましては398ページから416ページ、事務報告書につきましては80、81ページでございます。  それでは、まず歳入でございます。  歳入につきましては、残留緑地緑化保全料と採石用土石売払収入が主な収入でございまして、歳入総額の66%を占めております。これは戸倉財産区の区域内で採石している業者から収入しているというものでございます。  次に、歳出でございます。  戸倉財産区につきましては、山林を適性に管理することが目的の一つでございますので、育成中の樹木の保育管理としまして下刈り、間伐等の作業を行い、山林の適性管理に努めているところでございます。  それから、戸倉財産区の住民の福祉の増進等に要する事業経費等でございます。以上でございます。 252: ◯委員長(石井 仁君) 説明が終わりました。  質疑をどうぞ。影山委員。 253: ◯委員(影山 保君) 実は、田村石材さんが平成16年5月31日に五日市工場の操業を休止、工場を閉鎖いたしました。その後、現状と今後の方針ということで、「いつでもほかの工場の売却が決まって継承できれば、できるように準備はいつでもしておく」とこういう報告を受けました。しかし、「今後数年間、このような状態が続くのであれば、五日市工場の採石事業は廃止することも視野に入れる」こういう報告があったんですけれども、これは今でも変わらないんでしょうか。 254: ◯契約管財課長(佐藤栄次君) お答えいたします。  現在も田村石材の承継業者というのは決まっていない状況で、現在も探しているという状況で、何ら状況は変わっていないという状況です。以上です。 255: ◯委員(影山 保君) 非常に今、私も写真をもっているんですが、採石した後が緑がなくなってしまっているわけですね。これは、できればむしろ休止してもらって緑化をして返してもらうというようなことというのはできない相談なんでしょうか。 256: ◯契約管財課長(佐藤栄次君) お答えいたします。  採石法に定めがございまして、採石権が消滅したとき、いわゆる廃止をして、だれもやらないよといったときには土地の返還をして、また緑化を保全するという定めはございますけれども、まだ休止の状態、休んでいる状態ですので、例えば、現在の場所が非常に危険であるという状況になったときには、危険な状態を避ける手立てをする必要がございますけれども、まだ次の業者が決まる可能性もあるということで、採石をしている場所をまた緑で保全をするというのはまだできない状況でございます。 257: ◯委員(影山 保君) そうしますと、例えば、企業者が廃止をすると、そうした場合には、採石法に基づいて諸手続きがあるんでしょうけれども、無償で返還する、あるいはその場合の何らかの補償というのは行政として持たなければいけないんでしょうか。 258: ◯契約管財課長(佐藤栄次君) お答えいたします。  今、戸倉財産区の土地を田村石材に賃貸借契約で貸しているという状況がございますので、田村石材の後継がなくて後継業者がいないといったときには、採掘権はなくなって土地が戸倉財産区に返還されます。  そして、そのところの岩肌になったところについては、田村石材が採石法に基づいて緑地を保全するということになります。以上です。 259: ◯委員(影山 保君) わかりました。いいです。 260: ◯委員長(石井 仁君) そのほか。               (「なし」と発言する者あり) 261: ◯委員長(石井 仁君) これで質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 262: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第61号 平成16年度あきる野市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず、小山田都市整備部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。都市整備部長。 263: ◯都市整備部長(小山田良徳君) それでは、平成16年度あきる野市下水道事業特別会計の決算について御説明をいたします。  決算書は420ページ、事務報告書では298ページから記載されております。  平成16年度は、草花、瀬戸岡、上代継、下代継、小和田、戸倉地区の市街化調整区域の下水道整備を重点に汚水管布設工事12件、延長3,985メートルを施工しました。これにより平成16年度末未整備面積は1,193ヘクタールとなり、普及率約86%となりました。今後も引き続き事業計画に基づき整備を行い、1人でも多くの市民の方が下水道を利用できるように使用可能な区域の拡大を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。 264: ◯委員長(石井 仁君) 説明が終わりました。  質疑をどうぞ。影山委員。 265: ◯委員(影山 保君) 前も質問しました武蔵引田駅北口の調整区域の下水道計画です。これは区画整理とリンクしていまして、区画整理と合わせてでなければ下水道は入らないというのが基本姿勢ですね。昨日も御手洗委員からも質問がありまして、区画整理で武蔵引田駅のホームを合わせてやるのか、それとも単独かというのもありまして、そうしますとなかなかあそこだけが下水が進まない。いつかも質問しました、家を建て替えのときに家の下に吸い込み槽を掘ってその上に家を建てていると、こういう非常に困っているのが実態です。  そういう点で、これはむしろ区画整理との関係で聞いた方がよかったんですけれども、その後、地権者との話し合い等が進んでいるのか。秋ごろからはプレハブをつくり、相談窓口も開設すると、こういうのが当初の方針でした。当然そうなれば下水の相談も大いに市民からいくと思うんですけれども、その辺の見通しというか、現状をお聞かせ願いたいんですが。 266: ◯都市整備部長(小山田良徳君) 御答弁申し上げます。  武蔵引田駅周辺の区画整理事業につきましては、いろいろな御提案をいただいてございますし、また9月6日に行われました五日市線の特別委員会でも貴重な御意見をいただいたというふうに思っております。駅を先にやって市民の皆さんの喚起を促したらどうかという御意見でございました。私どもはそれを真摯に受けとめまして、いろいろ検討したいというふうに思っておりますが、財政状況も大変厳しいということもございますし、財政のシミュレーション、それから、事業そのものも駅舎をつくっていくとなりますと、駅の改築には24億円ほどの事業費がかかるということは出ておりまして、議員の皆さんも御承知だと思いますけれども、それに伴う道路関係、駅前広場関係、こういうものは今まで区画整理で事業を行っていきたいという答弁をずっとさせていただきました。そういう用地費とか道路を築造する事業費、こういうものも積算しなければいけないであろうというふうなことも考えてございますし、また、区画整理で生み出すというふうなことも考えていましたので、区画整理事業の事業費の問題、こういうものもかかわってまいります。  そういう中で、当然市としてはお時間をいただいて検討をするんですが、例えば、駅を中心に事業を行っていくという方針が出れば、当然そこにアクセスする広域的な道路はつくらなければいけないというふうなことを考えていますし、私、前々から「二重投資はできません」という話をしてまいりましたので、そういうところに関しては、下水道を道路事業と一緒にしていくのがベターであろうというふうに考えてございます。  ですから、そういう意味では、今お話いただいている北側の区域の部分がそれによって解消されるかということになりますと、まだまだそのような方針には至らないであろうというふうなことで今は考えてございます。以上でございます。 267: ◯委員(影山 保君) 調整区域に下水道を入れていただくのは非常に結構で、今、どんどん進められています。あの地区というのは、東側には阿伎留病院、富士通、北側には日の出町で、既に下水道が入っているわけですね。あの一角だけが、今80世帯ぐらいあるんでしょうか、これから例えば、区画整理やるとしても当初の計画は100億円の事業費ですよね。それで、恐らく7、8年から10年はかかるでしょう。そうすると、それこそかなり調整区域がほとんど下水道が完備して、あそこだけ最終的に残るような形になってしまうと。  今、部長は、確かに二重投資はできないんだと言うけれども、やはり市民からすれば最も文化的な生活という点では、何といっても下水道ですよ。これがあと10年あるいは15年先だというふうになると、もう亡くなっている方もいるんですけれども、本当にそこまで待てないと。多少二重投資、あるいはあるかもしれないですけれども、今の技術からしたら、先行的に下水道事業を進めても、もし区画整理とリンクしていても、私はできるんじゃないかというふうにも率直に思うんですけれども、それは全く無理ですか。お答え願いたい。 268: ◯都市整備部長(小山田良徳君) 御答弁申し上げます。  今の下水道整備の進め方は、影山委員さんも御承知だと思いますけれども、調整区域を行っておりますが、市街化区域に近接している区域から行っております。それで、先般の一般質問でも22年までに今の事業認可をいただいたところはやっていきたいというふうな希望も込めて御答弁をさせていただいております。  ですから、そういう進みの中で、私どもは当然、区画整理がそのままそういう時期に立ち上がって、少しでも施工できれば本当にそれに越したことはないんですが、そういうふうな段階でございますので、いずれは引田の区域も下水道は入れなければいけないというのは重々承知しております。 269: ◯委員(影山 保君) それじゃあ、いなくなっちゃうよ。部長だって市役所にいない。終わります。 270: ◯委員(山根トミ江君) 影山委員から引田の話がありましたので、私も聞いておきたいんですけれども、折立の地域なんですけれども、以前窓口で聞きましたら、道路の拡幅と一緒に下水道をというふうな話なんですが、地域の方は「もっと早くできないのか」という声をいつも聞かされるんですけれども、今後の見通し、いつごろ引かれるのかという見通しをお聞かせください。 271: ◯都市整備部長(小山田良徳君) 御答弁申し上げます。  御承知のように、都道29号線と548号線、今、道路改修しているところでございます。用地買収も進んできてまいっておりますので、東京都とも協議しまして都道29号線に先行的に下水道を入れていきたいという考えで今進んでおります。これ、全部ではないんですけれども、一部そういうことで手がけていきたいということでございます。以上です。 272: ◯委員(山根トミ江君) 平成何年ぐらい、私が聞いたときは22年ぐらいというふうな話を聞いていたんですけど、その辺のところは具体的にどれぐらいの予定になりそうですか。 273: ◯下水道課長(丹生重吉君) お答えいたします。  今、部長が説明しました平成17年度から都道29号線については整備をする予定でございます。それから、548号線までの折立地区の整備については平成22年までを目標として整備をする予定でございます。以上でございます。 274: ◯委員(戸沢弘征君) 実は、私は瀬戸岡天神霞野の天神に住んでおりまして、ともかく下水道をやる。市街化区域になっていたんだけれども、特定保留農地があったりしてできないということで、6軒くらいできていなんです、6軒ぐらい。一番駅に近い方が、特定保留農地だから。  引田の場合もそうなんだけれども、この間の野村委員の質問で市街化区域に編入するアンケートをとっているでしょう。そうすると、80世帯ぐらいだったら引田の区画整理を将来進めるということを考えても、この80世帯に対して「市街化区域にするならば下水道をやる」ぐらいな、このぐらいのことを考えないと、人質にとったわけですよ、区画整理という問題を。そこに住んだおかげで。だから、それじゃちょっと余りにもひどいから、やはり80世帯については「市街化区域に編入することはいかがですか」というぐらいやらないと、余りにもちょっとひど過ぎるよね。これは区画整理自体ができなくなる。この80軒絶対応じない、そういうことでは。これが天神霞野教訓でもあるんです。そこは見てほしいですね。それは答えられませんか、だれか。助役かだれか、ちょっと考えてみてくださいよ。人質にとっているんだということ、下水道の事業を。区画整理の中に入っちゃっているために。そのことについて、どう打開したらいいのか。ぜひ助役あたりから答えてください。かわいそうだ。 275: ◯助役(前田和利君) お答えを申し上げます。  一理あろうというふうに思っておりますけれども、区画整理自体、考えてみていただければ、やはり生活面を含めてより住みやすい環境をつくるということだと思っています。  今、部長が申し上げていますように二重投資の問題があるわけですね。今回の質問でもいただいているように、一般会計であるとか、特別会計であるとか、起債の話も出てきております。そういうことを含めて全体的な物の考え方をしないといけないんじゃないかというふうに思います。 276: ◯委員(戸沢弘征君) 武蔵増戸の区画整理という問題は減歩だったんですよ、かなり減歩問題。ここの問題も、実は過小宅地なんですよね、この80軒というのは。50坪以上というのはそんないないと思う、この中には。そうすると、結局精算金という方式を取るわけですよ。区画整理自体が、現地換地を基本にして。だから、そういうことを考えるならば、この80世帯の少ない小さな面積について、市街化区域を希望するなら下水道の範囲にも入るからと、こういうぐらいの計画を立てないと、ちょっと余りにも気の毒過ぎる。目の前に阿伎留病院があり、富士通があり、そして裏にはイオンモールができる。しかし、ずっと下水道ができない。区画整理の話はまだ先かもわからない。ずっと置かれるということになる。  そういうことになるので、やはりここはかなり勇断を持った対応をしないとよくないなというふうに私は強く思うので、このことは述べておきたいと思います。 277: ◯委員長(石井 仁君) これで質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 278: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第62号 平成16年度あきる野市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。  歳入歳出全般について審査を行いますが、まず、小山田都市整備部長から決算概要の説明を簡潔にお願いいたします。都市整備部長。 279: ◯都市整備部長(小山田良徳君) それでは、平成16年度あきる野市受託水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。  決算書は444ページ、事務報告書は306ページから記載されております。  市の水道は、東京都水道局からの受託水道事業として事業を行っております。  給水区域内の普及率は100%であり、平成16年度の給水は3万639世帯、8万490人に対して給水を行っており、1日当たりの平均給水量は3万1439立方メートルとなっております。  平成16年度の配水管工事につきましては、塩ビ管等取り替えと道路等の工事に関連して配水管移設工事を13件、1,081.1メートルを施工するとともに、安定給水を図るため都市計画道路や市道に配水管新設工事を26件、3,303メートルを施工いたしました。  また、施設設備工事につきましては、秋留台給水場直流電源装置保守工事、乙津1号取水堰改良工事等18件を施工いたしました。  なお、給水圧力の少ない地域や取水不良を起こす地域につきましては、水圧調査を行いながら1日も早く整備できるよう東京都水道局と調整を図っているところでございます。以上でございます。 280: ◯委員長(石井 仁君) 説明が終わりました。  質疑をどうぞ。               (「なし」と発言する者あり) 281: ◯委員長(石井 仁君) 質疑がないようですので、これで質疑を終了いたします。  これですべての付託案件について質疑を終了いたします。          ────────── ◇ ────────── 282: ◯委員長(石井 仁君) ここであらかじめ会議時間の延長をしておきます。  これより採決を行います。私語は謹んでください。採決につきましては、個別に行います。  議案第56号 平成16年度あきる野市一般会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 283: ◯委員長(石井 仁君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 284: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第57号 平成16年度あきる野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 285: ◯委員長(石井 仁君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 286: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第58号 平成16年度あきる野市老人保健特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 287: ◯委員長(石井 仁君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 288: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第59号 平成16年度あきる野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 289: ◯委員長(石井 仁君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ──────────
    290: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第60号 平成16年度あきる野市戸倉財産区特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 291: ◯委員長(石井 仁君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 292: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第61号 平成16年度あきる野市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 293: ◯委員長(石井 仁君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 294: ◯委員長(石井 仁君) 次に、議案第62号 平成16年度あきる野市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (賛成者起立) 295: ◯委員長(石井 仁君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定されました。          ────────── ◇ ────────── 296: ◯委員長(石井 仁君) 以上をもちまして付託案件審査はすべて終了いたしました。  次に、その他でございますが、何かございますか。               (「なし」と発言する者あり) 297: ◯委員長(石井 仁君) ないようですので、大変長時間にわたりまして慎重な御審議を賜りましてありがとうございました。  大変不慣れな委員長で時間が大分経過してしまったことを深くおわび申し上げます。  これにて決算特別委員会を閉会いたします。大変御苦労様でした。                             午後4時59分  閉会          ────────── ◇ ────────── あきる野市議会委員会条例第29条の規定により、ここに署名する。    委員長    石 井   仁...